[図3―4]は尋常小学校の児童数(9)のグラフである(10)。3区、市部計とも、私立小学校の児童数が減少しているのに対し、公立小学校の児童数がそれ以上に増え、全体の児童数が増加している。公立小学校の児童数の割合を見ると、明治30年度には赤坂区を除き40パーセント台であったものが、明治40年度には70パーセント以上になる(11)。赤坂区では、他の2区や市部の全体よりも公立小学校児童数の割合が高い。なお、「特殊小学校」に入学した子どもは公立小学校の児童に含まれている。
[図3-4] 尋常小学校の児童数
出典:各年度分の東京府学事年報から作成
関連資料:【通史編3巻】2章1節1項 学校の不足と増設
関連資料:【通史編3巻】2章1節1項 相つぐ校舎の増改築