東京都港区教育委員会第一回臨時会を左の通り招集する。
昭和二十七年十月二十八日
東京都港区長 中西 清太郎 印
記
一、日 時 昭和二十七年十一月一日 午前十時
一、場 所 東京都港区役所
一、議 題
一、東京都港区教育委員会公告式規則の制定について
一、東京都港区教育委員会学務局設置規則の制定について
一、東京都港区教育委員会会議規則の制定について
一、東京都港区教育委員会傍聴人規則の制定について
一、東京都港区教育委員会学務局処務規則の制定について
一、教育委員会の権限に属する支出命令権の委任に関する規則の制定について
一、東京都港区教育委員会訓令前行署名式及び令達式制定について
一、東京都港区教育委員会事務局文書専決規程の制定について
一、東京都港区教育委員会公印規程の制定について
一、東京都港区教育委員会事務局処務規程の制定について
一、東京都港区教育委員会事務局職員の補職について
東京都港区教育委員会々議録 第一号
昭和二十七年第一回臨時会
「開会閉会年月日及び場所」
昭和二十七年十一月一日
東京都港区教育委員会事務局
「出 席」
港区教育委員会 委 員 川 瀬 潔
同 吉 田 芳 雄
同 奈良岡 一
同 多 久 安 信
同 小 寺 為 吉
「欠 席」
な し
「事務局職員」
教育長 小 田 清 一
〔略〕
「開 議」
午前十時五十八分
日程第一
港区長 開会宣告並びに挨拶
港区長より書記任命
東京都主事 斎 藤 治
日程第二
仮議長の決定
区長より年上委員である多久委員を指命
日程第三
委員長の選挙
1 多久仮議長より委員長の選挙を行う旨発言に対し、吉田委員より教育委員会法によれば選挙により決定
すべきであるが合議体であるから今回は選挙によらず年長委員である多久委員にお願いしてはの動議あり。
2 全委員吉田委員の動議に賛成
委員長 多久安信 就任の挨拶
日程第四
副委員長の選挙
1 多久委員長より副委員長の選挙を行う旨発言に対し小寺委員より委員長の指命にしては如何の動議あり。
2 全委員小寺委員の動議に賛成
3 委員長は副委員長に川瀬委員を指名
副委員長 川瀬潔 就任の挨拶
日程第五
議席の決定
くじ番号抽籤により決定
一番 小 寺 委 員
二番 吉 田 委 員
三番 奈良岡 委 員
四番 川 瀬 委 員
五番 多 久 委 員
日程第六
教育長報告
1 教育委員会成立迄の経過
2 委員会発足後の予算の取扱
3 条例、規則等の新設改廃
4 事務引継について
「議案審議」
日程第七
臨第一号議案「東京都港区教育委員会公告式規則の制定について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第五十三条により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員賛成
をもつて可決
日程第八
臨第二号議案「東京都港区教育委員会事務局設置規則の制定について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第四十三条により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員賛成
をもつて可決
日程第九
臨第三号議案「東京都港区教育委員会会議規則の制定について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第四十条により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員賛成を
もつて可決
日程第十
臨第四号議案「東京都港区教育委員会傍聴人規則の制定について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第四十条により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員賛成を
もつて可決
日程第十一
臨第五号議案「東京都港区教育委員会事務局処務規則の制定について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第四十四条により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員賛成
をもつて可決
日程第十二
臨第六号議案「教育委員会の権限に属する支出命令権の委任に関する規則の制定について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第五十二条の二により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員
賛成をもつて可決
日程第十三
臨第七号議案「東京都港区教育委員会訓令前行署名式及び令達式制定について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第五十三条により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員賛成
をもつて可決
日程第十四
臨第八号議案「東京都港区教育委員会事務局文書専決規程の制定
について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第五十三条により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員賛成
をもつて可決
日程第十五
臨第九号議案「東京都港区教育委員会公印規程の制定について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第五十三条により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員賛成
をもつて可決
日程第十六
臨第十号議案「東京都港区教育委員会事務局処務規程の制定について」
可 決 昭和二十七年十一月一日
小田教育長が教育委員会法第五十三条により提案せる原案を説明、別に委員に意見なく採決に入り全員賛成
をもつて可決
日程第十七
東京都港区教育委員会事務局職員の補職についてを上提
午前十一時二十分秘密会開会
左記人事を
決 定 昭和二十七年十一月一日
記
教 育 次 長 吉 田 正 人
庶 務 課 長 味 方 正 造
学 務 課 長 森 広 充
主 事 栗 原 喜久雄
社会教育課長 筧 二 郎
麻布図書館長 田 中 要 造
氷川図書館長 佐 藤 信 清
庶 務 係 長 鳥 塚 茂
給 与 係 長 井 西 幸 守
経 理 係 長 村 田 二 子
調査企画係長 近 藤 四 郎
学 事 係 長 斉 藤 治
学校衛生係長(兼) 斉 藤 治
施設係長(兼) 石 原 治 雄
社会教育係長 阿 部 久 郎
体 育 係 長 木 村 伊三郎
秘密会を閉じ公開
日程を全部終了 別に委員に発言がないので午前十一時四十分委員長閉会を宣告
以 上
東京都港区教育委員会委員長 多 久 安 信
東京都港区教育委員会委員 小 寺 為 吉
東京都港区教育委員会委員 吉 田 芳 雄
(『港区教育委員会会議録』昭二七)