●今後の方向

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 区内の就学年齢人口は今後10年間では増加が推計されています。特に、未就学年齢層(0歳~5歳)の増加はこれから数年間で大きなものとなっています。こうした子どもたちが入学してくることから、施設整備をはじめとする受け入れ態勢を整え、教育環境を整備する必要があります。
 
 その一方で、区立学校の魅力づくり、活性化をどのように図り区立学校の就学数を増やしていくか、危機感を持って教育委員会全体で取り組まなければなりません。
 
 また、保護者アンケート調査結果では、「質の高い教員の確保・育成」が継続して施策として最も求められているところから、教員の養成、研修を充実させ、教員全体の質の向上を図るとともに、より有効な魅力ある学校づくりに向けて学校をバックアップしていく施策を展開していきます。
 
 さらに、学習指導要領の全面改訂を受けて、文部科学省が示している学習内容や授業時数についての移行措置を踏まえ、学校とともに新教育課程を十分研究し、港区にふさわしいカリキュラムを編成するよう計画的に準備を進めていきます。
 各園・小・中学校はそれぞれの地域の特性に応じた個性的で質の高いカリキュラムを構築し、一人ひとりの子どもの持っている可能性を最大限に伸ばす教育を実施していきます。