国際化に対応した教育を推進します

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◆概要
 港区には、人口の一割を超える外国人が居住しています。区立の小中学校に在籍する外国籍の児童生徒は200人を超え、在籍数の約3%を占めます。
 「外国人対象 教育に関するアンケート調査」結果(平成19年4月実施)によると、公立学校での外国籍の子どもの教育を充実させるための施策として「言葉の違いなどによるコミュニケーション不足へのサポート」「国際的な基準に基づいたカリキュラムによる授業等」「外国人学校等と日本の学校との交流等」が主に求められる結果となっています。
 これまで、海外からの帰国児童・生徒や外国人児童・生徒に対して、日本語を習得することにより日本の生活や授業に適応できるよう日本語適応指導の実施や日本語学級を設置してきました。
 こうした取組みに加え、外国人と日本人がともに学び、成長していけるような国際学級の開設を検討します。
 
1 日本語適応指導の推進
 帰国児童・生徒や外国人児童・生徒が、日本語を習得することにより、日本の生活や授業に適応できるよう日本語適応指導員を配置します。
 
2 日本語学級の設置
 外国籍の児童や海外からの帰国児童など日本語能力の不十分な児童に対し、日本語の習得を目的とする授業を行うことにより通常の教科についての学習理解や生活習慣の習得を容易にするため、通級制の日本語学級を設置しています。
 
3 国際学級の開設の検討
 外国籍児童に対する教育の機会の充実として、外国籍児童のみならず、海外からの帰国児童、一般の日本人児童の受け入れも行うなど双方の児童にとっての国際理解教育となるよう一部教科について英語を使って授業する国際学級の開設を検討します。