災害時の安全確保のため、既存校舎・園舎の耐震補強工事を港区基本計画に基づいて行ってきましたが、平成20年度をもって、改築等の予定のない施設については、全て完了しました。今後改築等計画にあわせ100%耐震化を進めます。
また、子どもたちの健やかな成長や学びの充実を確保するために、幼稚園・学校の適正規模の確保や適正配置に取り組みます。
1 校舎・園舎等の改築等整備
学区域の子どもの数など教育環境の変化や施設の老朽化等、多様化した教育ニーズに対応できなくなった校舎・体育館・プール、園舎を改築等により整備します。
整備に際しては、学校の緑化や維持管理の容易な施設づくりに配慮しながら、生涯学習、生涯スポーツ等の活動の場として、また地震等の災害時の避難場所としての機能をあわせもつ学校施設の充実を図ります。
2 新教育センターの整備
旧鞆絵小学校跡地に、区と気象庁との複合施設として整備します。学校や教員が教育力・教師力の定着や向上を目指す拠点となるカリキュラムセンター機能、子どもたちが自ら学ぼうとする意欲や力を身に付ける拠点となる体験学習センター機能、子どもたちや保護者が学習や子育ての課題を解決する拠点となる相談センター機能といった3つの機能が有効に機能し、学校教育を支援するとともに区民に身近な施設として整備します。
3 教育センターの機能の充実
教育に関する教育情報、教育史料の収集、整理、保存を行い活用を図るとともに、教育内容の充実や教員の資質向上に努めます。
4 区立幼稚園の適正配置の推進
幼児教育の一翼を担う区立幼稚園の幼児教育の充実のため、今後の幼児人口、区立幼稚園への就園状況の推移を考慮しながら、適正規模、適正配置を進めます。
5 区立小中学校の適正配置の推進
区立小中学校の適正な教育環境を確保し、児童生徒の学習環境を整えるため、今後の学齢人口、就学率の推移を考慮しながら、適正配置に取り組みます。
6 (仮称)学校歴史資料室の設置
統合となった学校の資料は貴重な教育資料であり、子どもたちはもとより区民の学習活動にも応じた活用ができるよう新郷土資料館の整備にあわせて(仮称)学校歴史資料室を設置します。