未来を担う子どもたちや青少年は、港区の大切な宝です。
しかし、核家族化、少子化等の社会の変化の中で、地域とのコミュニケーションや自然とのふれあいなどが希薄となってきています。
明日の港区を支える子どもたちや青少年が、心身とも健やかに育つためには、家庭、地域、学校が連携し協力することが必要です。
区では、放課後等の子どもたちの安全で安心な活動場所を確保するとともに、自然とのふれあいの機会を充実します。また、青少年が地域のよりよき担い手として健やかに成長していけるよう、PTAや地域の青少年活動の支援者である青少年委員の活動を支援します。
さらに、子どもの読書活動は、子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていくうえで、欠くことのできないものです。区では、「港区子ども読書活動推進計画」に基づき、子どもの読書機会の提供、関係機関や民間団体等が連携・協力した取組み等を推進します。
1 学校施設開放による子どもの遊び場の充実
子どもが安全で安心して遊べ、保護者が子どもを安心して安全に遊ばせることができるように、学校施設を開放し遊び場の充実を図ります。
2 放課後児童(健全)育成事業の推進
区立小学校において、子ども中高生プラザ、児童館、学童クラブと連携を図りながら、放課後における児童の居場所を整備します。
3 子ども図書館機能の整備
中央館であるみなと図書館の改築にあわせて、子どもを対象とした図書館サービスを充実し、強化するための子ども図書館機能を整備し、学校図書館、児童関連施設等への支援・連携を強化するなど、子ども読書活動推進の拠点とします。
4 子ども読書活動推進計画の推進
港区子ども読書活動推進計画に基づき、児童・青少年関連図書館資料の計画的な所蔵、子どもの利用しやすい読書環境の整備、学校図書館等への支援の強化など、区立図書館にかかわる施策を計画的・総合的に推進します。
5 子どもの読書活動やブックスタートの推進
港区子ども読書活動推進計画に基づき、乳幼児や児童、生徒が楽しみながら読書に関わりが持てる事業の実施、優良図書の選定と広報の充実、異世代と乳幼児の交流・体験型お話し会の実施等、子どもの読書活動を推進します。あわせて保護者に赤ちゃんと絵本を開く喜びや大切さを知ってもらうため、ブックスタートを推進します。
6 自然体験学習への支援
都心では経験することのできない豊かな自然を体験することで、自然環境や生物等の生命の大切さなどを学び、情操をはぐくむ機会を青少年に提供します。また、人との交流を通して人間性や社会性を養い、健やかな成長を促すために、自然体験・交流への支援をします。
7 青少年の健全育成のための支援
青少年の豊かな情操をはぐくみ、健やかな成長を促すため、PTA、青少年委員と連携し、青少年の多様な活動を支援します。