(3)学力向上のための施策を推進します

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➢施策の概要
 確かな学力の定着を図るとともに、一人ひとりの考える能力を伸ばし、自ら学習に取り組み発展させていけるよう、児童・生徒の力を引き出す活動をはじめ、授業等における様々な工夫・改善を実施します。
 
①個に応じた指導の充実
 児童・生徒の実態に応じたきめ細かな指導を充実させるために、教員、非常勤講師による少人数習熟度別指導やティームティーチング(※)指導、コース別指導などを実施します。
  ※ティームティーチング:複数の教員による共同の指導体制。TTと略して使用することが多い。
 
②港区独自の教材作成
 小学校3・4年生を対象とした「私たちの港区」、中学校1~3年生を対象とした「わたしたちの郷土港区」を社会科副読本として活用しています。
 
③理科教育の充実
 各小学校にサイエンスアドバイザー・理科支援員を配置し、理科の学習活動を支援し、児童の科学的な興味関心を高めるなど理科教育の一層の充実を図ります。
 
④夏季休業中の補習等の実施
 夏季休業中に、各教科の基礎・基本を身に付けるため、児童・生徒の実態に応じた補習を行うほか、地域人材を活用した体験教室など学校の実情に応じて実施します。
 
⑤土曜特別講座の実施
 区立小・中学校の児童・生徒を対象に、土曜日に系統的・継続的な学習活動(小学校:科学教室、作文教室、中学校:国語、数学、英語)を展開し、学習習慣の確立や基礎・基本の定着、学力の一層の向上をめざします。
 
⑥情報教育の推進
 ICT(※)活用教育の推進に向けて、ICT活用教育担当者間の情報交換や協議、研修を深めます。情報教育についての教員の資質を高めるとともに、デジタル教科書等を活用した指導の充実を図ります。また、ICT機器を活用しながら、学校間の情報交換を推進します。
  ※ICT:情報通信技術
 
⑦学力定着度調査の実施
 児童・生徒一人ひとりの学習状況を把握するとともに、指導方法の改善に役立てるために、区独自の学力調査を実施します。学力調査結果を分析し、各校の授業改善に生かすことにより、児童・生徒の基礎的・基本的な内容の確実な定着を図ります。
 
⑧各種検定受検の奨励
 漢字検定、英語検定、数学検定受検を奨励するために、必要な費用の一部を区が負担します。検定合格をめざすことにより児童・生徒の学ぶ意欲を喚起するとともに、学校ごとに数値目標を設定し、学力向上を図ります。
 
⑨進路指導の充実
 児童・生徒が自分の生き方について考え、能力、適性、進路希望等に基づき、主体的な進路選択ができるよう、進路指導を充実させるとともに、児童・生徒の望ましい勤労観、職業観を育成します。
 
⑩スクールボランティアの配置
 将来教員を希望する学生をボランティアとして配置し、幼稚園、小・中学校における教育活動への支援を行います。
 
⑪教育委員会表彰の実施
 学業、研究活動、スポーツ、芸術等で優秀な成績を修めるなど、他の子どもたちの模範となる功績があった幼児・児童・生徒を表彰することにより、子どもたちの意欲を高めます。