➢施策の概要
子どもたちの豊かで健全な心をはぐくみ、優しくたくましく生きる力を養うために、教育相談等の体制を整備するとともに、適応指導、問題行動予防のための取組の充実に努めます。
①生活指導の充実
子どもたちの問題行動等の未然防止に向け、校内体制、家庭との連携を強化するなど生活指導の充実に努めます。あわせて、生命を大切にする指導を基本に、規範意識の醸成や思いやりの心を育てる指導を徹底するなど健全育成に努めます。
②不登校児童・生徒への支援
長期にわたり学校を欠席している児童・生徒、不登校傾向の児童・生徒への支援体制の充実に向け、保護者や教員を対象として講演会を開催します。また、集団生活を通して自信と希望の心をはぐくむことを目的とした宿泊体験活動を実施します。
③適応指導教室(つばさ教室)の充実
心理的要因等により長期間登校できない児童・生徒に対し、状況に応じた適切な相談、指導及び援助を行うことにより、学校復帰をめざします。適応指導教室(つばさ教室)に専属のカウンセラーを配置するとともに、教育センターとの連携を強化し、学校復帰への支援環境を充実します。
④いじめ等問題行動の予防のための取組
いじめ、暴力行為といった様々な健全育成上の課題を解決するために、警察、保護司、民生・児童委員、児童相談所、保健所、さらに健全育成関係団体などと連携を図り、当該児童・生徒のサポート会議を開くなど行動連携を進めます。
⑤教育センター教育相談員による教育相談の充実
教育センターにおいて、区内在住または区内幼稚園、小・中学校に在籍する幼児・児童・生徒・保護者等を対象にして、子育てや就学に関する悩みや不安に関わる教育相談を実施します。
⑥スクールカウンセラーによる教育相談の充実
子どもたちの悩みや不安などの解消に向け、必要な心理的援助や教職員、保護者に対する指導助言を行うなど、幼稚園、小・中学校における教育相談体制の充実を図ります。
⑦スクールソーシャルワーカーによる学校支援
学校からの要請に応じて、スクールソーシャルワーカーを派遣し、教育と福祉の両面から、不登校や虐待などの問題解決にあたります。
⑧児童虐待防止に向けた取組の充実
港区要保護児童対策地域協議会との連携のもと、「絶対に子どもを虐待から守る」という視点に立って、虐待の早期発見に努めます。状況に応じて、速やかに子ども家庭支援センター等に通告するとともに、関係諸機関と連携を図りながら、子どもの虐待防止に向けた取組を推進します。