スポーツへの考え方や取組が多様化しており、子どもの体力低下や中高年の運動不足が指摘されている中で、生涯を通じてスポーツに親しむ環境を確保するため、身近にスポーツができる施設として、スポーツセンター等の施設整備を推進します。
また、区民一人ひとりが、年齢や健康状態、目的に応じたスポーツ活動を継続できるよう、民間施設等と連携し、スポーツの場や機会の充実を図ります。
①スポーツ推進計画の着実な実施
平成24年度から平成29年度までの6年間を計画期間とした「港区スポーツ推進計画」を策定し、この計画に基づいてスポーツ施策を計画的・総合的に推進していきます。
②健康・体力・いきがいづくり
区民が、楽しみながらスポーツ活動に参加できるきっかけを創出し、スポーツ実施率を向上させることで、区民の健康の保持・増進、生活習慣病予防につなげます。
スポーツをとおして高齢者の健康増進や介護予防を促進するとともに、スポーツにおけるノーマライゼーションを進め、障害者スポーツの推進に向けた環境整備に取り組みます。
③子どもの体力向上
子どもが生涯を通じてスポーツに親しみ、楽しみながらスポーツに取り組むことができるよう、きっかけとなる機会の充実に努め、運動習慣の習得や体力向上をめざします。
④スポーツ観戦の推進
スポーツの魅力や関心を高め、スポーツに親しむきっかけづくりとなるよう、スポーツ観戦の機会を創出していきます。
⑤東京国体の開催
平成25年に「第68回国民体育大会」(東京国体)が開催され、港区はスポーツセンターで「なぎなた競技」を行います。
競技会の開催に向け、東京都並びに関係機関・団体と緊密な連携をとり、着実に準備を進め、大会を開催します。
⑥総合型地域スポーツ・文化クラブ(スポーカル)の設立及び運営支援
スポーツや文化活動を通じたコミュニティの強化を図るため、小・中学校の施設を核とし、平成19年度に設立した総合型地域スポーツ・文化クラブ六本木(スポーカル六本木)の運営を支援するとともに、引き続き、スポーツ推進委員等と連携した総合型地域スポーツ・文化クラブの設立をめざし、調整を進めます。
⑦地域スポーツ組織の活動支援
地域の自主的なスポーツ活動や交流を促進するため、地域スポーツ振興組織の活動や地域スポーツ大会等の開催を支援します。
⑧スポーツ指導者の育成
地域におけるスポーツ振興の調整役を担っているスポーツ推進委員の資質向上や、スポーツ活動を支える人材など、スポーツ指導者の育成を図ります。
⑨スポーツ参加への環境づくり
区民の誰もが、「する」スポーツや「みる」スポーツだけでなく、「支える」スポーツといった多様なスポーツ活動に参加しやすい環境づくりに努めます。
⑩スポーツ事業への参加機会の拡大
スポーツセンターその他を会場として、各種スポーツ種目の区民大会等への参加機会の拡大を図ります。また、定期練習会や各種スポーツ教室、マラソン大会など区民が広く参加できるスポーツ事業を実施します。
⑪スポーツ・レクリエーション情報の提供
区民のスポーツ活動を促すため、スポーツ・レクリエーション情報を多様な媒体を使って提供します。
⑫(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団との連携
スポーツ振興に関し、区民が広く参加できる事業を主催している(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団と連携し、スポーツ事業の充実に努めます。
⑬民間団体との連携の推進
区民のスポーツへの取組意欲を喚起できるよう、魅力ある民間団体と連携していきます。
スポーツ振興において連携協力の基本協定を締結した「(財)日本ラグビーフットボール協会」と連携した事業の充実に努めます。
⑭スポーツセンターの整備
区民が誰でも身近な場所でスポーツを楽しめるよう、スポーツセンターを整備します。
⑮スポーツセンターと関連施設との連携
スポーツ施設としてのスポーツセンターと、健康づくりの施設や介護予防施設と連携し、区民の健康増進や介護予防を推進します。
⑯学校施設開放の活用推進
身近なスポーツ施設として小・中学校の施設開放を進め、区民の利便性の向上に努めます。
⑰大学や民間のスポーツ施設の活用
区内の大学や民間のスポーツ施設の利用実態を踏まえ、区民の利用について要請していきます。