―同世代の読書活動推進の核となる人材の発掘―
ヤングアダルト世代の図書館利用が少ないのが現状です。個人の読書の好みや力が異なることから、同じ方法によって読書に誘うことには難しさもあります。そのため、十分、施策の効果があらわれていない面があるのが現状です。
今後は、ヤングアダルト世代が「これは面白そう」と興味を覚える事業や、進学や就職活動などに役に立つ事業を創りだすことが課題です。
読書の楽しさは、子ども同士で発見することができます。今回のアンケート結果でも、おもしろい本を読んだきっかけとして「友達から薦められたから」(35.3%)が「表紙を見て面白そうだったから」(56.5%)についで多く挙げられていました。
「本」や「図書館」が好きで、図書館活動に興味のある子どもは一定数います。1日図書館員や蔵書への意見を引き出す事業を実施する中で読書への理解を深めてもらい、まわりの友人に本の楽しさを伝えることのできる人材を発掘し、育てていくことが課題です。