スポーツセンター等の利用状況 《スポーツセンターの利用状況は増加傾向》
現在、スポーツセンターの年間利用者合計は約50万人(日平均約1,500人)です。最近5年間では横ばい状況が見られますが、プール棟の開設以降、個人利用が増加したことから、長期的には利用者数は増加傾向にあります。(平成22年度は、東日本大震災の影響により利用者数が減少しています。)
図表17 スポーツセンター利用状況
区内の運動場については、個々の施設では年によって増減があり、顕著な傾向は見られませんが、新しくフットサルの利用が可能な運動施設ができるなど、施設数の増加により、利用者総数は増加しています。
図表18 運動場利用状況
学校施設開放利用状況 《利用人数は増加傾向》
小・中学校の校庭・体育館等を、学校教育に支障のない範囲で、区民のスポーツ利用などに開放しており、利用件数は、約10年前と比較すると、小・中学校共に大きく増加しています。
図表19 小・中学校一般開放利用件数の推移
小・中学校の施設は、主に事前届出を行っている区内の団体に利用されています。利用団体は約200団体(平成23年12月現在)で、多くの団体が成人メンバーを中心に活動しています。
施設の整備、充実に対するニーズ 《スポーツ施設の整備・充実に対する要望が多い》
港区「スポーツ振興に関するアンケート調査」では、区が取り組むべきスポーツ施策として、「スポーツ施設の整備、充実」が41.9%と最も高くなっています。また、区のスポーツ施設に対する要望としては、「施設数の増加」が最も多く、ついで「運動やスポーツ教室の充実」、「利用料金の引き下げ」となっています。
図表20 スポーツ施設への要望
図表21 区内のスポーツ施設マップ
(2)スポーツ施策
情報入手方法・内容 《広報みなと、Kissポート財団の情報誌などが利用されている》
港区「スポーツ振興に関するアンケート調査」で、区の運動やスポーツに関する情報の入手方法を聞いたところ、「広報みなと」が44.2%と最も高く、「Kissポート財団の情報誌」が18.8%でした。「特に入手していない」人が39.2%でした。
また、区の運動やスポーツに関する情報で知りたいことは、「施設の利用案内」が49.6%と最も高く、ついで、「スポーツ教室情報」38.0%、「健康づくり」29.9%となっています。男女年齢別では、高齢者層で「健康づくり」、若年層では「大会やイベント情報」、「スポーツ教室情報」の要望が多くなっています。
図表22 区の運動やスポーツに関する情報で知りたいこと
スポーツ施策に対する要望 《スポーツ施設の整備・充実に対する要望が多い》
区がスポーツ振興のために取り組むべきこととしては、「スポーツ施設の整備・充実」が最も多い回答となっています。
図表23 スポーツ振興のために取り組むべきこと
年齢別に見ると、若年層では「スポーツ施設の整備・充実」が、中高齢層では「中高年者のスポーツ活動の推進」が最も多くなっており、20歳代では「各種スポーツ大会やイベントの開催」への要望も多くなっています。
港区独自のスポーツ振興 《区の特性を生かしたスポーツ事業・イベントの実施》
港区では、区独自のスポーツの振興として、タグラグビーを推進するほか、お台場、港湾部といった地域の特性を生かしたスポーツ事業、イベントを開催しています。
■タグラグビー教室
区では、平成21年に財団法人日本ラグビーフットボール協会とスポーツ推進、教育、地域振興などの分野において連携・協力する協定を締結しました。
この協定をもとに、「青山小学校」「東町小学校」の人工芝の学校の校庭でタグラグビー教室を開催しています。
タグラグビー教室
■スポーツイベント
区では、(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団の事業として、お台場海浜マラソンなど、港区ならではのスポーツイベントを実施しています。
■なぎなた競技
昭和37年、港区になぎなた同好会が結成され、以来、港区は、都内における「なぎなた」発祥の地として、東京都のなぎなた競技の中心的役割を担ってきました。平成25年に東京で第68回国民体育大会(東京国体)・第13回全国障害者スポーツ大会が開催されます。
国体開催中、港区は、スポーツセンターにおいて「なぎなた競技」を行います。