そのため、区民のスポーツへの関心を高めるとともに、子どもや大人、高齢者や障害者など、様々な区民が、その状況に応じて、気軽に、楽しみながらスポーツ活動ができるような機会や場の充実を図り、スポーツが、日常の当たり前のこととして受け入れられる「歯みがき感覚」のものとなることをめざします。
(1)スポーツ活動のきっかけづくり
誰もがスポーツに取り組めるような環境を整えます。各種教室や大会・イベントの開催などにより、楽しみながらスポーツ活動に参加できるきっかけを創出し、スポーツに親しむ区民の拡大を図ります。特に、国民体育大会の情報を区民に広く発信するなど、国民体育大会を契機としたスポーツに触れるきっかけづくりを積極的に行います。
また、生活習慣病予防や高齢者の健康増進など保健福祉と連携した啓発により、スポーツ活動への参加意欲を高める取組を積極的に行います。
さらに、現在スポーツ実施率の低い、子育て世代や働き盛り世代の人々のスポーツへのかかわりを増やすイベントの開催などを検討します。
[スポーツに触れるきっかけの創出]
①地域スポーツ教室の開催 【生涯学習推進課】
地域の人々が様々なスポーツを体験するきっかけの場を提供するために、中学校区ごとに学校施設等を拠点として地域スポーツ教室を開催していきます。また、誰もが気軽に楽しむことができるニュースポーツの普及に努めるとともに、各地区における総合型地域スポーツ・文化クラブ(スポーカル)への理解を深める働きかけによりスポーカルの設立をめざします。
②みなと区民スポーツ・体育祭 【生涯学習推進課】
スポーツセンターで「みなと区民スポーツ・体育祭」を開催します。
ふれあいとしてのスポーツまつりと、競技としてのスポーツ大会の開催をとおし、幅広く区民の参加を呼びかけ、スポーツ振興と区民のスポーツ活動への参加の契機とします。
重点事業
③第68回国民体育大会(東京国体) 【国体推進担当】
国民体育大会は、様々なスポーツ競技を一定の期間に身近な場所で集中して観戦するとともに体験することができる絶好の機会です。第68回国民体育大会(東京国体)では、なぎなた、陸上競技、水泳、サッカーなど37の正式競技、高等学校野球など3つの公開競技、ウォーキング、グラウンド・ゴルフ、キンボールなど誰もが参加できる50種目のデモンストレーションとしてのスポーツ行事が都内各地で行われます。
港区はスポーツセンターで「なぎなた競技」を行います。港区実行委員会を実施主体として、開催に向け東京都やなぎなた競技団体、関係機関・団体と連携し、準備を進め平成24年5月にリハーサル大会、平成25年9月に本大会を開催します。
④スポーツイベントの開催 【生涯学習推進課】
スポーツセンターやお台場その他を会場として、様々な種目のスポーツイベントを実施します。スポーツ競技の楽しさを体感してもらいながら区民相互の交流を深め、スポーツに気軽に楽しめる機会を創出します。
[健康増進事業の実施]
⑤健康増進センター事業(ヘルシーナ・一般利用) 【健康推進課】
健康増進センター(ヘルシーナ)内のトレーニングルームや体育館で自主的に健康づくりに取り組むことができる事業を実施します。
⑥健康増進センター事業(ヘルシーナ・メディカルチェック事業) 【健康推進課・国保年金課】
ヘルシーナで健康増進・健康づくりのために、検査、体力測定等の健康度測定や医師によるカウンセリング、栄養指導、運動指導を行うメディカルチェック事業を実施します。
⑦健康増進センター事業(ヘルシーナ・健康づくりコース) 【健康推進課・国保年金課】
健康度測定受診者を対象に、健康運動指導士のもとで、約3ヶ月間グループでリズム体操・ボール運動・ダンベルなどを使ったトレーニング、ストレッチなどを行う健康づくりコースを実施します。
⑧健康増進センター事業(ヘルシーナ・生活習慣病予防・改善コース) 【健康推進課・国保年金課】
健康度測定受診者を対象に、健康運動指導士のもとで、個人別のカウンセリングを実施しながら、約半年間、グループでリズム体操・ストレッチなどを行い、健康維持へつなげていく生活習慣予防・改善コースを実施します。
⑨健康増進センター事業(ヘルシーナ・健康づくり教室) 【健康推進課・国保年金課】
初心者でも気軽にできる「体操&ストレッチ教室」「アクアエクササイズ教室」「バランスボール教室」などさまざまな、健康教室を開催します。
⑩健康増進センター事業(ヘルシーナ・グループの育成・支援) 【健康推進課】
健康増進事業の参加者を主体に結成された、健康づくり自主グループの活動を支援するとともに、情報提供やポスター・ちらしを施設に掲示するなどの協力をしており、今後も継続して実施します。
[健康づくりへの支援]
⑪いきいき元気アップ講座(65歳以上) 【健康推進課】
65歳以上の区民を対象に、生活習慣病の予防、低栄養や認知症予防に関する正しい知識の普及を図るため、講演、栄養指導及び運動指導を行い、自らが健康の保持増進に向けて自発的な行動ができるように啓発します。
⑫健康サポート教室(65歳未満) 【健康推進課】
65歳未満の区民を対象に、健康への関心を高め、日常生活の中で、健康増進、疾病の予防、生活習慣病の予防・悪化防止の正しい知識の普及・啓発を図ります。
⑬健康づくりサポーター事業 【健康推進課】
健康づくりに取り組んでいる個人や企業・飲食店等の団体を健康づくりサポーターとして登録し、それぞれの活動を通じて、地域の区民が身近な場所で自主的に健康づくりを継続してできるよう支援します。区のホームページの中で、登録している健康づくりサポーターを紹介し、活動内容等の情報提供をします。また、健康づくりサポーター間の情報提供を行い、事業の活性化を図ります。
⑭ウォーキングマップの利用 【健康推進課】
「スポーツ振興に関するアンケート調査」(H22)結果では、区民がこの1年に行った運動やスポーツの上位は、散歩(ぶらぶら歩き)、ウォーキングとなっています。区内8コースの距離や所要時間、消費カロリーなどをまとめた「すこやかマップ ウォーキング」を利用して身近で無理のない「ウォーキング」により、運動習慣の定着を図ります。
(2)子どものスポーツ活動の促進
子どもの頃からスポーツ活動に親しむことは、子どもの体力・運動能力の向上を図るとともに、生涯を通じて、楽しみながらスポーツに取り組める意識の向上や運動習慣の確立につながります。
小・中学校9年間の学校教育において、東京都の施策であるスポーツ教育推進校の指定制度などを活用することで、体育の授業や部活動などで子どものスポーツに対する興味・関心や体力・運動能力の向上をめざした取組を充実させます。
また、子どもたちがスポーツに取り組むきっかけづくりとして、子どもたちの外遊びの機会が増えるよう、家庭への啓発を進めます。
[子どもの運動環境の充実]
①タグラグビー教室の開催 【生涯学習推進課】
タグラグビーはタックルなどの接触プレーがない誰でも楽しめるスポーツです。(財)日本ラグビーフットボール協会と連携し、タグラグビー教室を開催します。学校の校庭で親子が楽しくプレーできるような工夫をしながらさらに実施校を拡大していきます。
②遊び場開放事業 【生涯学習推進課】
子どもたちを交通事故その他の危険から守り、安心して外遊びができるように、区立小学校の校庭及び体育館を、児童・幼児の身近で安全な遊び場として開放します。
③放課後児童(健全)育成事業「放課GO→」・「放課GO→クラブ」での体力増進 【生涯学習推進課・こども家庭課・各地区総合支所管理課】
小学校の子どもたちが放課後等の時間に安全に安心して活動できる居場所「放課GO→」「放課GO→クラブ」を実施しています。「放課GO→」「放課GO→クラブ」で行う様々なスポーツプログラムをとおして、子どもたちの体力増進を図ります。
④幼児の体力増進への支援 【生涯学習推進課】
幼児を対象に、運動等をとおした生活習慣の習得を支援する事業を検討します。
⑤児童館・子ども中高生プラザ運営 【子ども家庭課・各地区総合支所管理課】
児童の健全育成のため、学習、遊び、スポーツなどの場と機会を提供します。児童館・子ども中高生プラザの施設や事業において、スポーツ・遊びをとおして体力増進を図ります。
⑥子ども家庭支援センター運営 【子ども家庭支援センター】
子ども及び家庭に関するあらゆる相談に応じ、必要な支援の実施や情報提供を行います。身体を動かし親子で楽しめるプログラムを取り入れ、親子の心身の健康増進を図ります。
⑦児童遊園の整備 【土木課】
地域の子どもたちが安全に遊べる身近な場所、また、地域のコミュニティ形成の拠点のひとつとして、安心して集える魅力ある児童遊園を整備します。
⑧プレーパークの推進 【土木課・各地区総合支所まちづくり担当課・子ども家庭課・庶務課】
子どもが自由にのびのびと思い切り遊ぶことができる場と機会を提供し、様々な経験と交流を通じて、子どもの心身の発達や豊かな育成を支えるため、プレーパークを推進していきます。
⑨校庭の整備 【学務課】
小学校の校庭は、子どもたちが体育の授業や課外活動など一年をとおして、良好な校庭環境の中で使用できるよう校庭改修の際に人工芝を導入しています。今後も、安全性や機能性、維持管理の面から高い評価を受けている人工芝を順次導入していきます。
⑩園庭等の開放 【学務課】
未就園児に対して、区立幼稚園の園庭や園舎等を開放し、遊び場の提供を行います。
[学校で行うスポーツの充実]
⑪小学校連合運動会 【指導室】
各学校間の交流をとおして、協調性や連帯感を育成するとともに、児童の体力向上を図るため、江東区夢の島陸上競技場において区立小学校6年生対象の連合運動会を実施します。
⑫小学校水泳記録会 【指導室】
各学校間の交流を図ることや、児童の体力の向上、泳力の向上をめざし、区立小学校6年生対象の水泳記録会を実施します。区内を6地区に分け、3~4校が集まって実施します。
⑬中学校連合体育大会 【指導室】
区立中学校2年生全員が一堂に会して運動を楽しみ、競技を通じて相互の理解と協調性や連帯感を高めて、各校間の交流を図るため、国立競技場において区立中学校2年生対象の連合体育大会を実施します。この大会は、東京都が実施する東京駅伝の選手の選考会も兼ねています。
⑭中学校水泳記録会 【指導室】
区立中学校の代表生徒が一堂に会して、水泳を通じて、各校との交流を図るとともに、自己の体力を高めるために、中学校水泳記録会を実施します。
⑮特別支援学級合同運動会 【指導室】
区立小中学校特別支援学級の児童・生徒が一堂に会して、競技や演技を通じて、各校との交流を図るとともに、自己の体力を高めるために、特別支援学級合同運動会を実施します。
重点事業
⑯部活動外部指導員の活用 【指導室】
部活動の活性化をめざして、地域人材等を部活動外部指導員として活用していきます。
⑰武道における外部指導員の活用 【指導室】
平成24年度から必修となる武道の授業に合わせて、平成23年度から専門的な技能の習得と安全面への配慮から、各学校に外部指導員を配置するとともに、指導にあたります。
(3)高齢者のスポーツ活動の促進
健康づくりや体力の維持のためにスポーツに励む、また、スポーツを通じたコミュニケーションを楽しむ高齢者が増加しています。
スポーツを通じた体力の維持を図るための高齢者向けの各種講座の拡充を図るとともに、いきがいづくりや人とのコミュニケーションにつながるようなイベントの開催やクラブ活動の充実を図ります。
また、高齢者がそれぞれの身体能力に応じて、気軽にはじめることができるニュースポーツの推進を図ります。
[高齢者のスポーツ環境の充実]
重点事業
①高齢者向けスポーツ教室の実施 【生涯学習推進課】
スポーツを通じた健康づくりやいきがいづくり、人と人との交流を促進するため、高齢者が気軽に参加できる教室やイベントを実施します。スポーツ推進委員と連携して、高齢者が気軽に参加できるボッチャなどのニュースポーツを取り入れた教室の実施に努めます。
②さわやか体育祭の開催 【高齢者支援課】
いきいきプラザ等の利用者が集い、体力に応じたスポーツやゲーム、踊りなどを行い、親睦を深める、さわやか体育祭を年1回、スポーツセンターで開催します。保育園児の参加なども促進し、高齢者との交流の機会を創出します。
③いきいきプラザ各種教室・講座の開催 【高齢者支援課】
60歳以上の区民を対象に、区内のいきいきプラザで卓球や健康体操、ウォーキングなど、多彩な教室・講座を開催します。仕事を持っている高齢者や団塊の世代など、新たな利用を促進します。
[介護予防事業の推進]
④一次介護予防事業 【高齢者支援課】
足腰の衰えや筋力の低下を防ぎ、いつまでも自立した生活ができるように、運動機能を向上させるトレーニングを行います。実施場所や実施回数を拡大していくとともに、魅力のあるプログラムを導入し、参加者を増加させていきます。
⑤二次介護予防事業 【高齢者支援課】
要介護状態になるおそれのある区民を対象に、筋力やバランス力等の運動機能を向上させるためのトレーニングを行います。実施場所や実施回数を拡大していくとともに、魅力のあるプログラムを導入し、参加者を増加させていきます。
⑥介護予防体操(みんなといきいき体操)の普及 【高齢者支援課】
いつでも、どこでも、誰でも介護予防ができるように、港区オリジナル体操の普及を図ります。いきいきプラザ全館で介護予防体操を実施するとともに、区民へのDVDの貸出や配布等も併せて行います。
⑦介護予防リーダーの養成 【高齢者支援課】
介護予防に興味を持ち、地域のリーダーとなって介護予防活動を主体的・積極的に取り組んでいくリーダーを養成します。介護予防リーダーが高齢者相談センターやいきいきプラザと連携して、介護予防活動を積極的に展開していきます。
⑧介護予防サポーターの養成 【高齢者支援課】
介護予防体操の普及や介護予防事業のサポートをするサポーターを養成します。いきいきプラザ等において実施する介護予防事業や介護予防体操の普及活動にサポーターを配置し、円滑に事業が実施できるようにします。
⑨認知症予防事業 【高齢者支援課】
認知症予防に効果があると言われているウォーキングを中心とした事業を行います。運動の習慣を確立し、認知症の発症を遅らせます。事業に参加して集団で行うウォーキングだけではなく、個人でも気軽に行えるウォーキング事業についても検討していきます。
⑩訪問型介護予防事業 【高齢者支援課】
看護師や理学療法士等が訪問し運動指導や保健指導等を行い、要介護状態になることを防ぎます。高齢者相談センターと連携し、家族の介護を担う者への支援事業として、積極的に活用していきます。
(4)障害者のスポーツ活動の促進
スポーツ基本法では、障害者のスポーツについて、「障害者が自主的かつ積極的にスポーツを行うことができるよう、障害の種類及び程度に応じ必要な配慮をしつつ推進されなければならない」としています。
障害者が、リハビリとしてだけでなく、娯楽や余暇活動としてスポーツを行えるような環境を整えます。スポーツ施設におけるバリアフリー化を進めるほか、より多くの障害者が参加できるイベントの開催などを検討していきます。
また、スポーツ事業に関わる職員やスポーツ推進委員並びにスポーツ施設の管理者など、障害者スポーツに携わる人が、障害者スポーツへの理解を深めることの重要性を認識するよう、意識啓発などに取り組みます。
[障害者スポーツの環境整備と意識啓発]
重点事業
①障害者スポーツ指導員の配置 【生涯学習推進課】
障害者が気軽にスポーツに親しめるよう、障害者スポーツについて十分な知識を有する指導員を区立スポーツ施設に配置していきます。
重点事業
②障害者スポーツの理解教育 【生涯学習推進課】
障害者スポーツへの理解を深めるため、職員・スポーツ推進委員等、障害者スポーツに携わる人たちを対象とした研修等を実施します。
障害者スポーツ指導員とは?
障害者スポーツ指導員は、スポーツをとおして、障害のある人たちに体を動かすことの楽しさを伝えたり、身体能力の向上、さらにスポーツ技術の上達をめざして指導するアドバイザーです。この資格は、財団法人日本障害者スポーツ協会が認定する公認の資格であり、初級、中級、上級の3段階になっています。
東京都の公認指導者登録数は現在(H23.2現在)約1,700名、種目別の指導法講習会や審判養成講習会の開催、各種大会、イベントのサポートなどで活躍しています。
[障害者を対象としたスポーツ事業の充実]
③障害者スポーツの集い 【生涯学習推進課】
障害のある人も、ない人もスポーツをとおして交流する集いを、毎年スポーツセンターで実施します。障害者団体や障害者福祉課と連携して、障害者と健常者がともにスポーツに親しめるよう充実していきます。
④いす体操教室 【障害者福祉課】
身体・知的・精神障害がある方に対して、いすに座りながらできる簡単なストレッチや軽いトレーニングを紹介します。今後も継続して実施します。
⑤ストレッチ運動教室 【障害者福祉課】
身体・知的・精神障害がある方に対して、家でもできるような簡単な体操を紹介します。今後も継続して実施します。
⑥プール利用 【障害者福祉課】
障害保健福祉センタープールは、障害者手帳を所持している人及び高齢者で機能障害を有する人や障害保健福祉センターに登録している団体が利用できます。今後も、障害者のプール利用を継続して実施します。
⑦ユニカール 【障害者福祉課】
ユニカールは、港区精神障害者地域生活支援センター「あいはーと・みなと」のスポーツ・レクリエーション活動で実施しているカーリングの陸上版のスポーツです。
余暇活動や生活の幅を広げる為のきっかけづくりとして、今後も実施します。
⑧いちょう学級 【障害者福祉課】
知的障害者がスポーツ・学習等を通じ社会参加への適応力を高めるためにいちょう学級を実施しています。エアロビクス、フライングディスク・自然体験等を行っています。内容の見直しを行いながら、継続して実施します。
(5)スポーツ観戦の機会の創出
「みる」スポーツの推進は、区民のスポーツへの関心の向上やスポーツを通じたまちづくりなど、区のスポーツの推進において、重要な意義を持ちます。
区内のスポーツ施設において開催される大会や、都内で行われるスポーツ大会などの情報を積極的に発信し、スポーツ観戦の機会を創出していきます。
また、小・中学生並びに、高齢者や障害者の観戦の機会を創出するほか、区民が区民のスポーツ活動を気軽にみることができるよう、施設の整備を進めていきます。また、平成25年に予定されている第68回国民体育大会(東京国体)の実施にあたり、大会の開催機運を高めるためにも、多くの区民が様々な競技を観戦する機会となるよう啓発などを行います。
重点事業
①第68回国民体育大会(東京国体)[再掲] 【国体推進担当】
国民体育大会は、様々なスポーツ競技を一定の期間に身近な場所で集中して観戦するとともに体験することができる絶好の機会です。第68回国民体育大会(東京国体)では、なぎなた、陸上競技、水泳、サッカーなど37の正式競技、高等学校野球など3つの公開競技、ウォーキング、グラウンド・ゴルフ、キンボールなど誰もが参加できる50種目のデモンストレーションとしてのスポーツ行事が都内各地で行われます。
港区はスポーツセンターで「なぎなた競技」を行います。港区実行委員会を実施主体として、開催に向け東京都やなぎなた競技団体、関係機関・団体と連携し、準備を進め平成24年5月にリハーサル大会、平成25年9月に本大会を開催します。
②ラグビーを生かしたスポーツ振興事業 【生涯学習推進課】
港区と財団法人日本ラグビーフットボール協会との協定に基づく連携協力の一環として、区立小中学校の児童・生徒へラグビー観戦の機会を提供しています。今後は、高齢者や障害者へもラグビー観戦の機会を提供します。
③スポーツイベントの情報発信 【生涯学習推進課】
区内のスポーツ施設はもとより東京都内においては、毎日のように様々なスポーツに関連したイベントが開催されています。トップアスリートによる大会などの情報を随時発信することで、スポーツ観戦の機会を増やします。
(6)競技スポーツへの参加支援
スポーツを行うことは、自らの健康の増進や体力の向上を目的とするほかに、できなかった事ができるようになる、上達するなどといった精神的な喜びをもたらします。また、スポーツは、人間本来の身体的・精神的な欲求に応える人類の文化であり、今後も育み、醸成していくべきものです。
このようなスポーツの発展のためには、区民が気軽に取り組める生涯スポーツの推進と同時に、高い技術の習得などをめざした競技スポーツを支援していくことが重要となります。指導者を配置し、定期練習会や個人公開指導等を実施することで、区民の競技スポーツへの参加を支援していきます。
①都民体育大会港区予選会 【生涯学習推進課】
区民のスポーツの普及と健康増進・体力向上を図るため、都民体育大会港区予選会及び都民生涯スポーツ大会・都民スポレクふれあい大会港区選考会を実施します。
②定期練習会 【生涯学習推進課】
スポーツセンター等で剣道・柔道・合気道・なぎなた等の定期的な練習を行います。定期的な練習の機会を提供し、指導員を配置して実技指導を行うことで技術の上達の支援を行います。
③個人公開指導 【生涯学習推進課】
バスケットボール、バドミントン、卓球などスポーツを楽しむ機会を提供するため、スポーツセンター等各競技場を公開します。定期的な練習の機会を提供し、指導員を配置して実技指導を行うことで技術の上達の支援を行います。
④みなと区民スポーツ・体育祭[再掲] 【生涯学習推進課】
スポーツセンターで「みなと区民スポーツ・体育祭」を開催します。
体育の日を中心に、日頃の練習の成果を発表する場として、各競技施設において(一財)港区体育協会加盟団体等による競技大会を実施します。