4 身近にスポーツを楽しめる場の確保

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 区民が、気軽にスポーツに親しめるためには、それぞれの住まいや職場など、生活に身近な場所でスポーツを楽しめる場が整備されていることが重要です。スポーツには、様々な種目があり、それぞれの種目に応じた施設等の環境が必要となります。また、区内で利用可能な施設等が、使いやすく、効率的に利用されるような仕組みも重要です。
 そのため、区立のスポーツ施設については、中学校区を基本にバランスの良い配置となるよう検討します。また、健康づくり関連施設や介護予防関連施設など、スポーツ活動の場として利用可能な施設との連携を図り、区民が利用しやすいような仕組みづくりを進めます。

 

(1)スポーツセンターの整備
 区民のスポーツ施策に関するニーズは、スポーツ施設の整備・充実への要望が高くなっており、多様な種目のスポーツを楽しめる身近なスポーツセンターの整備・充実が望まれています。
 港区スポーツセンターは、老朽化のため改築の計画が進んでいます。より多くの区民が、多様な形でスポーツを楽しめるよう、スポーツセンターの整備を進めます。
 
重点事業
①スポーツセンターの整備 【生涯学習推進課】
 区民が誰でも身近な場所でスポーツを楽しめるよう、スポーツセンターを整備します。

 

(2)スポーツセンターと関連施設との連携
 スポーツセンターは、介護予防総合センターなども配置した複合施設として計画が進められています。
 この施設の開設を契機に、スポーツセンターと介護予防総合センターや健康づくり関連施設との連携を強化し、区民の健康増進や介護予防に資するスポーツ活動の促進を図ります。
 
①スポーツセンターと関連施設との連携 【生涯学習推進課・高齢者支援課・健康推進課】
 スポーツ施設としてのスポーツセンターと、健康づくり施設としての健康増進センターは、相互に連携した事業を実施しています。区民の健康増進を図るために、健康増進センターとの連携を強化するとともに、スポーツセンター開設に合わせて、複合施設として配置される介護予防総合センターとも連携し介護予防を推進します。
 
(3)区立のスポーツ施設等の整備・充実
 区内には、競技場や武道場、プールを備えたスポーツセンターや平成20年度にオープンした「芝浦南ふ頭公園運動広場(かいがんぱ~く)」をはじめ、体育館、野球場、プール、テニスコートなど、様々なスポーツ施設があります。
 これらのスポーツ施設の計画的な整備を行い、区民がより身近な場所でスポーツ活動を楽しめるよう、場の充実を図ります。
 
①区立のスポーツ施設等の環境整備 【生涯学習推進課】
 区民が気軽にスポーツを続けられるよう、身近な場所にある区立のスポーツ施設等を計画的に整備します。

スポーツ施設

(4)学校施設の活用の推進
 区立小・中学校は、学校施設の開放などを通じて、地域の人々の身近なスポーツ活動の場として親しまれており、その利用件数も増加傾向にあります。
 区立小・中学校の施設を、学校教育上支障のない範囲で、地域住民等に開放し、活用の推進を図ります。
 
①校庭及び体育館等の開放 【生涯学習推進課】
 地域の人々のスポーツ活動の場として、教育委員会に登録した港区立学校施設等使用事前届出団体等に、小・中学校の校庭及び体育館を開放し、学校施設開放の活用を推進します。
 
②学校屋内プールの開放 【生涯学習推進課】
 誰もが身近なところでスポーツに親しめるよう、区立小・中学校の屋内プールを開放しています。学校屋内プール利用を促進するため、水泳指導の充実や利用方法を検討します。
 
③遊び場開放事業[再掲] 【生涯学習推進課】
 子どもたちを交通事故その他の危険から守り、安心して遊べるよう区立小学校の校庭及び体育館を開放し、遊び場の充実を図ります。
 
(5)民間スポーツ施設等の活用
 区内には多くの大学や民間スポーツ施設、企業等が立地しています。
 これらの大学や民間スポーツ施設、企業等との連携を進め、民間施設を活用したスポーツイベントの開催など、活動の場の充実を進めます。
 
①大学のスポーツ施設等の活用 【生涯学習推進課】
 区内大学のスポーツ施設を、利用実態を踏まえ、区民が利用できる場となるよう要請していきます。区内大学のスポーツ施設を活用した大会の開催やイベントの実施など、連携に努めるとともに、身近な場所で区民大会等を開催できるよう都立運動場での利用の拡充に努めます。
 
②民間事業者との連携の検討 【生涯学習推進課】
 区民のスポーツへの取組意欲を喚起できるよう、魅力ある民間事業者とお互いの持つ資源を有効活用できる取組を検討していきます。