そのため、効果的な計画の推進に向けて、以下のそれぞれの役割を積極的に果たしていくことが求められています。
推進体制(イメージ)
区民
「する」「みる」「支える」の3つのスポーツの関わり方をとおして、一人ひとりが生涯を通じて、気軽にスポーツに親しみ、豊かなスポーツライフを構築していくことが求められます。
これまでスポーツを行っていなかった区民は、身近な場所で身体を動かすことや、「みる」スポーツ、「ささえる」スポーツへの参加を含めて、スポーツに何らかの形で参加するきっかけを持ちましょう。
町会・自治会
それぞれの地域で個性や工夫をこらした、地域住民が参加しやすいスポーツ大会やイベントの開催が求められます。また、スポーツ活動をとおして、地域住民のコミュニケーションが促進され、スポーツによる安全で活力のあるまちづくりの推進が図られます。
スポーツ・レクリエーション団体
多世代、多様な種目のスポーツが楽しめる活動機会の提供、スポーツ教室やイベントの開催などによるスポーツ活動の拡充が求められています。
企業スポーツ・プロスポーツ団体
トップアスリートの地域交流、学校訪問などを通じて、スポーツ活動へのきっかけづくり、地域の競技力の向上などへの貢献が求められます。
また、チーム選手が活躍することは、区民に夢や感動を与え、港区全体のスポーツ機運の醸成につながります。
民間スポーツ施設
地域のスポーツ・レクリエーション団体や公共スポーツ施設などとの連携を図り、区民に対して、より良いスポーツサービスを提供していくことが求められます。
小・中学校
小・中学校の体育の授業や運動部の活動は、子どもの体力・運動能力の向上を図るとともに生涯にわたりスポーツに親しむきっかけを作り出す重要な役割が求められます。
高等学校、大学
生徒や学生のスポーツボランティアへの参加、学内の体育・スポーツ施設の開放など、地域住民に開かれた学校として、スポーツ推進に積極的に働きかけることが求められます。
スポーツ推進委員
住民の身近な立場で、地域住民のニーズに合わせた、スポーツの普及、実技の指導、助言などを積極的に推進していくことが必要です。
また、地域の住民や団体とスポーツ指導者の調整など、区内の人材や団体のニーズを把握し、調整・コーディネートしていく役割が求められています。
(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団、(一財)港区体育協会
港区のスポーツ事業の担い手として、行政との役割分担を明確に認識し、体育・スポーツに関する情報提供や自主事業・イベントなど、区民のニーズに沿ったスポーツ事業を展開する必要があります。
行政との連携を図り、港区のスポーツ施策の方針を共有して、協働によって港区のスポーツの更なる推進を図ります。
港区(行政)
区民がいつでも、どこでも、いつまでも、スポーツができるよう、情報の提供や活動の場、機会の充実など、区民のスポーツ活動の支援やスポーツ環境整備を行っていきます。
学校教育、高齢者福祉、障害者福祉、健康推進、子育てなど、庁内関係部局とスポーツを視点とした連携を図ります。
また、身近な区民サービスの拠点として、区内の5つの総合支所が、それぞれの地域特性を生かしたスポーツイベントの開催など、区民と一体となって、スポーツ事業を推進していきます。
●具体的な取組の推進担当一覧
基本目標1 誰もが気軽に楽しめるスポーツ活動の促進
基本目標2 スポーツを通じた仲間づくり・地域づくり
基本目標3 スポーツ活動を支援する環境の整備
基本目標4 身近にスポーツを楽しめる場の確保