オリンピック・パラリンピック教育では、国際社会に貢献し、日本のさらなる発展の担い手となる人材を育成するとともに、東京2020大会の経験を通じ、その後の人生の糧となるかけがえのないレガシー※14を、子どもたち一人ひとりの心と体に残していくことを目指しています。
各学校においては、学習指導要領に定める各教科等のねらいを踏まえ、学習内容・活動と東京2020大会を関連付けた、4つのテーマ(「オリンピック・パラリンピックの精神」「スポーツ」「文化」「環境」)と4つのアクション(「学ぶ(知る)」「観る」「する(体験・交流)」「支える」)を組み合わせた活動を展開しています。
学校の特色に応じて、これらの取組を展開することで、特に「ボランティアマインド」、「障害者理解」、「スポーツ志向」、「日本人としての自覚と誇り」、「豊かな国際感覚」の5つの資質について組織的、計画的に育成することが大切です。
<現状>
○オリンピック・パラリンピック教育では、国際社会に貢献し、日本のさらなる発展の担い手となる人材の育成と人生の糧となるレガシーを子どもたちの心と体に残すことを目指している。
○4つのテーマについて、4つのアクションを重視した活動を各学校において展開している。
<課題>
○「ボランティアマインド」、「障害者理解」、「スポーツ志向」、「日本人としての自覚と誇り」、「豊かな国際感覚」の5つの資質を組織的、計画的に育成することが重要。
■オリンピック・パラリンピック教育の基本的枠組
■5つの資質を育成する港区立幼稚園、小学校、中学校におけるオリンピック・パラリンピック教育
■東京2020大会開催までの段階的なオリンピック・パラリンピック教育の推進
※14 レガシー:「遺産」の意。オリンピック・パラリンピックの開催年だけでなく、大会で培ったスポーツ文化の継承、観光・文化交流の促進、ビジネス機会の拡大など大会後も遺産として積極的に活用するもの。