施策(3)健やかな体の育成

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 全国的に子どもの体力・運動能力の低下が指摘される中、港区立小・中学校の児童・生徒の体力・運動能力は、全国と比較すると、小学生はほぼ同水準か、やや上回っていますが、中学生ではやや下回ります。
 家庭との連携により基本的な生活習慣、食習慣、運動習慣の確立、一人ひとりの健康な体づくりを支援し、年齢や成長に応じた体力・運動能力を伸長させるための教育を推進します。
 東京2020大会の開催を契機とし、体を動かすことやスポーツの楽しさを伝える取組を推進するとともに、障害者理解の促進やボランティア精神の育成に取り組みます。
 
1-(3)-① 健康な体づくり

 

1-(3)-② 食育の推進

 

1-(3)-③ スポーツを楽しむ心の育成
【目指す子ども像】
 ○自ら積極的に体を動かし、運動に親しみスポーツを楽しむ子ども
【取組内容】
 ○子どもがあらゆる機会や場所をとらえて運動・スポーツに親しむ習慣を身に付けられるよう、環境づくりに取り組みます。
 ○部活動指導員※41の任用や研修等の整備を進め、部活動指導員を活用して専門的な技術指導を行うことにより、中学校の部活動の充実を図り、体力、運動能力の向上をはじめ、協調性やマナーなどの習得を図ります。
【期待される成果】
 ○子どもの頃から体を動かし、積極的に運動やスポーツに親しむ習慣や意欲、能力が向上します。
 ○運動やスポーツを通じた幅広い分野への関心が高まるとともに、相互理解の促進やボランティア精神が育まれます。
 

 


 

1-(3)-④ オリンピック・パラリンピック教育の推進【関連計画:港区スポーツ推進計画】

 



※40 コオーディネーショントレーニング:一般的に「運動神経」や「運動センス」と言われる「運動の器用さ」を高めるトレーニングのひとつ。特定の動きを単に獲得するということより、運動学習の能力(学ぶ力)を得ることに最大の目的を置いている。
※41 部活動指導員:学校の教育計画に基づき、生徒の自主的、自発的な参加により行われるスポーツ、文化、科学等に関する教育活動(学校の教育課程として行われるものは除く)である部活動において、校長の監督を受け、技術的な指導に従事する者。
※42 オリンピズム:フランスのピエール・ド・クーベルタンが提唱した、「スポーツを通して心身を向上させ、さらには文化・国籍など様々な差異を超え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことで、平和でよりよい世界の実現に貢献する」というオリンピックのあるべき姿。
※43 スポーツサービスセンター:東京2020大会に出場する国が、選手の体調管理や分析サポートなどを行うために設置する選手村外の拠点。平成28(2016)年のリオ五輪の際、日本は「マルチサポートハウス」という名称で類似機能を有した施設を設置した。