(1)情報化の社会的状況

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 総務省「通信利用動向調査(平成27(2015)年度末時点)」によると、インターネット利用者はこれまで以上に増加しており、年齢階層別の利用率を見ても、6~12歳では74.8%、13~19歳では98.2%となっており、子どもたちが日常で当たり前のようにインターネットを利用する社会になっています。その一方で、インターネットを使った犯罪やトラブル、いじめといった問題も後を絶たない状況です。
 また、近年ではビッグデータ※1やオープンデータ※2の活用が進むとともに、AI(エーアイ)※3やIoT(アイオーティー)※4などの新しい通信技術が用いられるようになり、我が国の経済成長を支える要素の一つになっています。
 

年齢階層別インターネットの利用状況の推移(個人)



※1 ビッグデータ:情報通信技術の進展により生成・収集・集積等が可能・容易となる多種多量のデータ。
※2 オープンデータ:公共データを、機械判読に適したデータ形式で、かつ2次利用が可能な利用ルールで公開されたデータ。
※3 AI(Artificial Intelligence:人工知能):様々なデータを基に、コンピュータが人間の代わりに過去の正解から次を予測し、結果を導き出す技術。
※4 IoT(Internet of Things:モノのインターネット):機械や家電等、様々な機器をインターネットを通じてつなぐことで、ビッグデータの収集や機器の制御等を実現する技術。