2 アクションプランの基本方針

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 本アクションプランにおける計画目標を実現するために、国や東京都の方針、港区の教育情報化の現状、働き方改革に向けた取組等を踏まえ、三つの目標の下に六つの基本方針を定め、具体的な取組を推進します。
 なお、推進に当たっては、授業や校務等の内容に応じて、ICT活用の必要性や期待できる効果を十分に見極め、より有効な活用方法を検討します。
 
基本方針1 ICTを活用した授業の充実
 新学習指導要領に記載されている「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けては、教育の質の向上のため、各教科でICTを有効に活用し、児童・生徒の関心や理解を深めながら、分かる授業を実施することが求められています。
 港区においても、これまでの取組をより一層推進していくため、発達段階に応じた情報活用能力の育成や、教科指導におけるICTの積極的活用のほか、情報モラル教育や、今後小学校で必修化されるプログラミング教育の充実に取り組みます。また、特別支援学級や適応指導教室等において、ICTの効果的な活用を推進し、個に応じた指導を充実します。
 
基本方針2 ICT機器等の充実
 各学校には現在も一定数のICT機器が配備されていますが、機器数の不足から準備に時間がかかるといった意見や、より充実した機能の機器配備を望む声が教員から上がっています。
 ICTを活用した授業の充実に向けて、児童・生徒数の増加の状況も踏まえ、タブレット端末や電子黒板等のICT機器や教科指導用電子教材の計画的な配備、更新を行います。
 
基本方針3 教員のICTを活用した指導力の向上
 ICTを活用した授業を充実するためには、機器配備はもとより、それを活用する教員の指導力育成が不可欠です。
 教員向け研修の充実や優良事例の共有により、教員の指導力向上に取り組むとともに、授業でICTを活用する仕組みづくりに取り組みます。また、ICT支援員の派遣やヘルプデスクの設置等、教員の授業を支援する取組を引き続き継続し、ICT機器の導入により教員の負担が増えることがないよう、教員のICT活用をサポートします。
 
基本方針4 ICTを活用した校務の効率化
 教員の長時間労働が社会的に問題視されており、教員の業務負担軽減が喫緊の課題となっていますが、その有効な手段の一つとして、ICTの積極的活用が求められています。
 「みなとワークスタイル宣言※33」の実現に向け、働きやすい職場づくりを推進し、教員が児童・生徒と向き合う時間を確保する観点から、校務支援システムの活用を促進するとともに、最新のICTを活用した新たな働き方の導入について検討します。
 
基本方針5 ICT環境の整備の推進
 現在、小・中学校では無線LANの接続環境に課題があり、今後のICT活用を促進するためにも、環境向上に向けた対応が求められています。
 配備されたICT機器を授業の中で効果的かつストレスなく使用できるよう、無線LAN環境を再整備するなど、教員の意見を反映したより使いやすいICT環境づくりに取り組みます。
 
基本方針6 教育情報セキュリティ体制の強化
 学校におけるICTの積極的な活用を推進していくためには、児童・生徒の個人情報漏えいを防ぐための教育情報セキュリティの確保が不可欠です。
 これまでもハード面における情報セキュリティ対策を実施していますが、平成29(2017)年度に文部科学省から公表された「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を踏まえ、今後も情報セキュリティ確保のための必要な整備を継続的に行っていきます。また、教員の意識向上を目的とした研修・訓練の機会を設けるなど、教員や児童・生徒が安全安心にICTを利用するための情報セキュリティ対策を推進します。

 


目標と方針のイメージ図



※33 みなとワークスタイル宣言:平成29(2017)年7月、区が全庁を挙げて働きやすい職場づくりを推進することを目的に行った3つの宣言。「①職員一人ひとりが時間管理意識を持ち、超過勤務を縮減します」、「②勤務時間終了後は、原則定時退庁し、遅くとも、午後8時には全員退庁します」、「③年次有給休暇16日以上を計画的に取得します」。