基本方針3 「教員のICTを活用した指導力の向上」に向けての施策

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目標2 教員のICTを活用した指導力の向上と、校務の効率化による児童・生徒と向き合う時間の創出

【成果指標】

施策⑨ ICTを活用した公開授業の実施【新規】
 学校公開週間やアカデミーの研究授業等において、ICTを活用した公開授業を実施することで、保護者を始めとした区民や校種が異なる教員にICTを活用した授業への関心を高めてもらうとともに、教員のICTの積極的な活用を促します。
 公開授業におけるICTの活用は、普通教室への電子黒板の配備が済んでいる小学校から拡大していくこととし、中学校においても、平成31(2019)年度にインフラ等整備が整い次第、本格的に活用を拡大します。

 

施策⑩ ICT活用事例の収集・共有【新規】
 各校におけるICTを活用した優良な指導事例や教材等を収集し、各校で活用できるように整理します。
 優良事例等の収集に当たっては、各校のICT教育担当者が中心となり、それぞれが実践した指導事例や教材等を担当者会で共有、研究します。
 収集した事例等については、グループウェア上に共有フォルダを設けるなど教員が閲覧できるようにすることで、教員の授業支援につなげます。
 
施策⑪ 教員向けICT研修の充実【レベルアップ】
 教員のICT活用能力に応じたICT実技研修会(初級編、中級編)、ICT教育担当者会における研修を引き続き実施するほか、初任者研修においてICT活用の指導方法を学ぶ機会を設けるなど、授業実践能力の向上を図ります。
 
施策⑫ ICT支援員の活用【継続】
 日常の授業の支援、ICT機器操作の支援、教材作成等の支援を目的にICT支援員を派遣し、授業におけるICTの活用を促進します。
 月1回程度巡回するICT支援員の授業支援を継続するに加え、施策②に示すモデル校には週1回派遣するほか、支援状況や教員からの意見に基づき、ICT支援員の追加派遣や効果的な運用を検討します。
 
施策⑬ ヘルプデスクの運用【継続】
 ICT機器に関する問合せを一括で受け付けるICTに関するヘルプデスクを引き続き設置します。ヘルプデスクは、教育用ネットワークのソフトウェア保守事業者、ハードウェア保守事業者、ICT支援員等の関係者と連携し、機器の不具合や操作方法の確認等への対処を行います。

≪ヘルプデスクの運用イメージ≫