区では、港区のスポーツの推進に関する多様な施策を総合的に体系化し、今後のスポーツ施策の基本的な方向性を定めた初の計画として、平成24(2012)年3月に「港区スポーツ推進計画」を策定しました。
平成27(2015)年2月には「港区教育ビジョン(港区教育大綱)」のもと、区民の「する」「みる」「支える」スポーツ活動を重層的に展開し、子どもから大人まで、障害のある人もない人も、誰もがスポーツに親しみ、スポーツで元気になる『スポーツ文化都市みなと』の実現に向けた施策を着実に推進するため、「港区スポーツ推進計画」を策定しました。策定した計画に基づき、東京2020大会に向けた気運醸成の取組としてオリンピアン等によるスポーツ教室や国際大会のパブリック・ビューイング※3、スポーツボランティア育成事業等の実施や各国・各競技団体の東京2020大会事前キャンプ誘致の取組を進めています。また、障害者スポーツへの取組を促進し、障害者を対象とした事業や障害者スポーツへの理解を深める機会を提供しています。
さらに、区内のお台場海浜公園がトライアスロン競技(オリンピック競技・パラリンピック競技)会場となることから、区は(公社)日本トライアスロン連合等※4と平成28(2016)年11月に協定を締結し、トライアスロン競技の普及・啓発に取り組んでいます。
この他、2019年のラグビーワールドカップに向けて、(公財)日本ラグビーフットボール協会との協定に基づくラグビーの普及・啓発に取り組んでいます。
東京2020大会等の国際大会を戦略的に活用して、今後一層区民のスポーツ活動の振興を図ることが望まれています。
※3 パブリック・ビューイング:競技場や公園・広場の特設会場などに設置された大型スクリーンで、別の会場で行われているスポーツの試合を観戦すること、あるいはそれを目的としたイベント。日本ではサッカーの観戦でよくこの手法が用いられています。
※4 (公社)日本トライアスロン連合等:(公社)日本トライアスロン連合、(一社)東京都トライアスロン連合、港区トライアスロン連合、(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団、(一財)港区体育協会。