1 港区の特性

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 区は、東京の都心に位置し、陸・海・空にわたる数多くの交通網が整備されていることから、他に類をみない国際的な都市として発展してきました。
 昼間人口は約94万人(平成27年国勢調査)に及び、東京23区内で最も多くなっています。
 また、区の外国人住民は、平成30(2018)年1月1日現在で19,522人、総人口の約8%を占めており、多様な文化を持つ人々が住む都市となっています。
 区では、過去に、急激な人口減少や少子高齢化などにより、既成のコミュニティの活力低下が問題となっていました。現在、都心回帰が進み、人口が回復する中で、在来の住民だけではなく、新たな住民、外国人などの新しい構成員を加えたコミュニティづくりが区の課題となっています。スポーツの推進においても、多様な区民を視野に入れた取組が重要です。
 区には、埋め立てとともに形成された運河やお台場などの貴重な水辺空間があり、区の特徴の一つとなっています。
 また、区には本社機能がある企業が数多く存在し、トップアスリート、プロスポーツチームが集まる特性があります。平成29(2017)年12月1日現在で82の大使館が立地し、日本にある大使館の過半数を占めていることも港区ならではの特性です。
 近年、全国的にも、まちのブランドづくり、活性化に向けたスポーツの役割が注目される中で、港区においても、区の特性を生かしたスポーツの推進を図ることで、区の魅力やブランドを発信していくことが期待されます。