区では、タグラグビー※8やトライアスロンを推進するほか、水辺を活用した取組など、区の特性を生かしたスポーツ事業、イベントを開催しています。
「港区スポーツ推進計画の改定に向けたアンケート調査」(平成29(2017)年6月)では、スポーツ推進にあたってどのようなことに取り組んでいくべきかという問いに対して、「初心者向けのスポーツ教室の充実」30.8%、「中高年向けのスポーツ活動の推進」30.8%に次いで「港区の特性(多くの企業・大使館・観光資源など)を生かした取組の推進」が26.6%となっています。

■【在住者】スポーツ推進のためにどのようなことに取り組んでいくべきか
【協定に基づくスポーツの推進】
○タグラグビー
区では、平成21(2009)年に(財)日本ラグビーフットボール協会(現在は(公財)日本ラグビーフットボール協会)とスポーツ推進、教育、地域振興などの分野において連携・協力する協定を締結しました。
この協定に基づき、「青山小学校」「東町小学校」「港南小学校」「御成門小学校」の校庭と港区障害保健福祉センターの多目的体育室にて月1回(8月除く)、「タグラグビー教室」を開催しています。
○トライアスロン
区では、平成28(2016)年に(公社)日本トライアスロン連合等とスポーツ及び地域社会の発展に寄与することを目的に基本協定を締結しました。互いが有する資源を活用し、積極的に連携協力することにより、トライアスロンを生かしたスポーツ振興事業を推進しています。
東京2020大会ではお台場海浜公園周辺でトライアスロンなどの競技が実施されます。
【水辺を活用した取組】
お台場エリアに位置する立地特性などを生かして、お台場エリアにおいて「お台場海浜マラソン」や「お台場ナイトマラソン」「ウインドサーフィン&スタンドアップパドル体験教室」「ビーチヨガ&マリンスポーツ教室」などの水辺を活用したスポーツイベントを実施しています。
【(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団による事業】
(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団において、年代別やスポーツ種目別に様々なスポーツ教室、スポーツイベントや各種大会が開催されており、同財団と区とで連携することにより、区民の多様なニーズに応じたスポーツの機会を提供しています。
【トップアスリートやチームとの交流】
区では、多くの企業が本社を構えるオフィス街や商業エリアがあり、トップアスリート、トップレベルのスポーツチームが集まる立地特性を生かして、企業チーム、トップチームなどと連携し、スポーツ教室などのイベントや交流を行っています。

■トップチームによるスポーツ教室実施状況
<現状>
○臨海部に位置する立地特性を生かし、水辺を活用した様々なスポーツイベント等を実施している。
○トップアスリート及びチームが集まる立地特性、82の大使館、豊富な観光資源に恵まれている。
○区におけるスポーツ推進において、区の特性を生かした取組の推進が求められている。
<課題>
●区の特性を生かして、トップアスリート及びチームとのスポーツ交流、観光資源を活用したスポーツイベントの実施など、港区ならではのスポーツを推進することが重要である。
●区の観光資源や地域特性を生かして、幅広く区民が参加でき、まちの魅力増進につながるスポーツイベントの充実が重要である。
※8 タグラグビー:タグラグビーは1990年代にイギリスで考案されたスポーツで、ルールはラグビーとほぼ同じで、タックルの代わりに腰につけたタグを奪って相手の攻撃を阻止します。身体的接触がなく安全で、運動が苦手でも楽しめることなどから、学校教育にも導入されているほか、幅広い年代で楽しむことができるスポーツです。