(5)スポーツ活動を支援する環境の整備

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○「支える」スポーツの実施状況
 「港区スポーツ推進計画の改定に向けたアンケート調査」(平成29(2017)年6月)では、1年間にスポーツに関するボランティア活動を行った人は3.9%とわずかであり、今後、行いたい人は合わせて22.8%となっています。一方、東京2020大会でボランティア活動に参加したいと思う人は「是非参加したい」「できれば参加したい」を合わせて35.3%と高く、今後、東京2020大会等の開催に向けて、計画的・長期的にボランティアを育成していくことが課題といえます。

■スポーツに関するボランティア活動の現状について


■スポーツに関するボランティア活動の今後の活動について


■東京2020大会でのボランティア活動について

○ポート・スポーツ・サポーターズクラブ事業
 ポート・スポーツ・サポーターズクラブ※9事業について、「知っている」という回答は4.8%であり、94.1%が「知らなかった」と回答しています。受講の意向については、「受講したいとは思わない」が38.2%と最も多いものの、「活動内容を知りたいと思う」という回答も31.1%でした。
 事業の認知度は4.8%と低いものの、受講したい、活動内容を知りたいと考えている人は43.2%となっており、興味・関心があることがうかがえます。
 

■ポート・スポーツ・サポーターズクラブ事業の認知度


■ポート・スポーツ・サポーターズクラブ事業の受講意向


■ポート・スポーツ・サポーターズクラブ事業(平成28(2016)年度実績)

○スポーツ推進委員の認知度
 地域スポーツの推進を図るため、スポーツ基本法に基づきスポーツ推進委員を委嘱しています。スポーツ推進委員は、区立中学校区ごとに委嘱し、任期は2年であり、地域スポーツの推進者として地域スポーツ教室の企画・実施、教育委員会などの行政機関及びスポーツ団体の行うスポーツに関する行事への協力、区民へのスポーツ指導や助言などを行っています。
 スポーツ推進委員について、「知っている」という回答は3.5%であり、81.1%が「知らなかった」と回答しています。

■スポーツ推進委員の認知度

<現状>
○1年間にスポーツのボランティア活動を行った人は3.9%とほとんどいないのが実態であり、今後、行いたいと考えている人も22.8%にとどまっている。
○一方で、東京2020大会でのボランティア活動については、35.3%の人が参加したいと考えている。
○ポート・スポーツ・サポーターズクラブ事業の認知度は約5%と低いものの、受講したい、活動内容を知りたいと考えている人は4割以上である。
<課題>
●スポーツ大会やイベントの開催支援のボランティアなど、東京2020大会等を契機としたスポーツボランティアに携わる人の拡大と定着が重要である。
●スポーツボランティアの育成に向けて、ポート・スポーツ・サポーターズクラブ事業の広報や活動の充実が重要である。
 
○(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団との連携
 区民が広く参加できるスポーツ事業を実施している(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団と連携し、区内の観光資源を活用したスポーツイベントやスポーツ教室、みなと区民スポーツ・体育祭などを実施し、スポーツ事業の充実に取り組んでいます。
 
○(一財)港区体育協会との連携
 競技スポーツにおける技術の向上、競技力の強化及び指導者の育成を役割とする(一財)港区体育協会と連携し、ジュニアスポーツ育成や競技ボランティア育成、区民大会などを実施し、スポーツ事業の充実に取り組んでいます。
 
<現状>
○(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団や(一財)港区体育協会のほか、(公財)日本ラグビーフットボール協会や(公財)日本トライアスロン連合等のスポーツ団体とも協定を締結し、連携を進めている。
<課題>
●区民の誰もが参加できるスポーツ事業の充実を図るため、多様な関係機関・団体などとの連携を推進する必要がある。
●区民のスポーツ活動の活性化につなげるため、スポーツに関する情報を様々な媒体で提供することが重要である。


※9 ポート・スポーツ・サポーターズクラブ:名称は、港=「Port」を3つ含む単語を名称に冠した「Port Sports Supporters Club」とします。スポーツボランティアリーダーとして活動できる人材を育成します。