目指すべき姿
みんなではぐくむ スポーツ文化都市 みなと
~誰もが 生涯を通じて スポーツを楽しみ スポーツで元気になるまちを目指して~
区は、様々な区民が行き交い、暮らし、働き、遊ぶ、活力にあふれたまちです。多くの企業が本社を構えるオフィス街や商業エリアだけでなく、住宅地としても高い魅力を維持し、区の人口も増加を続けています。
また、青山霊園、有栖川宮記念公園、国立科学博物館附属自然教育園など、都市部でありながら、豊富な緑地帯を有しているほか、臨海部では、マリンスポーツも行える水辺空間が整備されています。各国の大使館や外資系企業も数多く存在しており、外国人住民も人口の約8%を占めています。
平成23(2011)年度に施行されたスポーツ基本法では、「スポーツは、世界共通の人類の文化である」とうたわれ、スポーツの価値や意義、スポーツの果たす役割があらためて重要視されるようになりました。また、平成29(2017)年3月に策定された「第2期スポーツ基本計画」では、今後5年間に総合的かつ計画的に取り組む施策として、「「する」「みる」「支える」スポーツ参画人口の拡大」などが設定され、スポーツとの関わり方の多様性について示されました。
都市部においては、空間的な制約などにより、人々がのびのびと身体を動かし、スポーツを楽しむことができる環境の確保に多くの課題があります。しかし、こうした制約があるからこそ、スポーツが人間本来の身体的・精神的な欲求に応える世界共通の人類の文化であることを認識し、誰もがスポーツについて知り、親しむことのできる環境づくりや、スポーツに関わる情報発信、きっかけづくりを推進していくことが求められています。また、健康づくりやいきがいづくり、個性と魅力あるまちづくりなど、スポーツが持つ様々な効果を生かした取組を推進していくことの重要性も増しています。
このようなことから、区は、運動不足になりがちな働き盛り世代、体力格差の拡大が憂慮される子どもたち、スポーツを通じて健康やいきがいを育む高齢者や障害者など、誰もが、身近な場所で、スポーツに親しみ、楽しみながら、生涯を通じてスポーツに取り組み、知ることができる環境づくりを目指します。こうした環境づくりには、施設だけでなく、団体や指導者、ボランティアなど、スポーツを支える様々な区民の関わりも含まれます。
また、区の魅力ある資源を生かし、新しいスポーツ文化を発信し、区のイメージアップ、活力の向上にもつなげていきます。
さらには、東京2020大会等に向けた気運醸成の取組を展開し、区民のさらなるスポーツ活動の促進につなげていきます。
区民、事業者、行政など、区に関わる人々が協働してスポーツを推進することで、心身ともに元気な区民が育ち、暮らすことができるまちを目指すとともに、「港区教育ビジョン(港区教育大綱)」の「生涯を通じた学び」や「地域社会で支えあう学び」を踏まえて、目指すべき姿を「みんなではぐくむ スポーツ文化都市 みなと ~誰もが 生涯を通じて スポーツを楽しみ スポーツで元気になるまちを目指して~」として、計画を推進していきます。

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