施策(1)東京2020大会等に向けた気運醸成の取組の推進

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 ラグビーワールドカップ2019や東京2020大会は、世界のトップアスリートの活躍を間近にみることで、次代を担う子どもたちに夢や感動を与えるとともに、世界の人々とのふれあいや異文化交流を進める絶好の機会となります。
 区は、企業連携による東京2020大会等の開催に向けたイベントなど、区民、民間、全国各地域との連携を柱に、東京2020大会等の開催に向けた気運醸成事業を推進しています。また、東京2020大会ではお台場海浜公園がトライアスロンや水泳マラソンの競技会場となるため、さらに気運醸成への取組が必要となります。
 このような機会を区民等がスポーツへの関心を高める好機と捉え、大会に向けたイベントや講座のほか、オリンピック・パラリンピックの歴史や過去の出場者の紹介等、様々な広報を充実させ、区民等の「する」「みる」「支える」スポーツ活動の促進とスポーツを「知る」環境の充実へとつなげます。
 スポーツセンターなどの区施設を大会参加国等に対して、事前キャンプ等として積極的に提供することで、東京2020大会等の気運醸成はもとより、区民等の国際交流機会の創出などにつなげていきます。
 
●港区基本計画 事業計画化事業

【東京2020大会等に向けた気運醸成の取組の推進】


オリンピアン・パラリンピアン等によるスポーツ教室

7-(1)-①オリンピアン・パラリンピアン等によるスポーツ教室の実施 重点 【生涯学習推進課】
 オリンピック・パラリンピックの種目に気軽に親しみ、スポーツへの関心を高めるため、オリンピアン・パラリンピアン等によるスポーツ教室を実施します。
 事業を効果的に推進するため、スポーツ推進委員や区内スポーツ団体、ポート・スポーツ・サポーターズクラブ事業受講生等の区民と連携し、取り組んでまいります。

 

7-(1)-②国際大会のパブリック・ビューイングの実施 【生涯学習推進課】
 トップアスリートの真剣なプレーは観る者に感動を与える力があります。
 競技会場に行かなくとも、パブリック・ビューイングの手法で仲間や会場の人たちとの一体感を味わい、感動を共有することができます。
 スポーツセンターなどにおいて、国際大会のスポーツイベントのパブリック・ビューイングを実施します。さらに、各団体や競技団体の力を活用し、大きな施設で開催するなど充実を図ります。
 
7-(1)-③ポート・スポーツ・サポーターズクラブ事業の実施〔再掲〕P69 重点 【生涯学習推進課】
 東京2020大会等の開催に向けて、ボランティアの育成や参加を拡大していくために、メンバーを公募し、各競技やボランティアの勉強などを行い、ボランティアリーダーとなれる人材の育成を目指します。
 また、スポーツボランティアに関する活動の情報発信を充実するなどして、スポーツボランティアへの参加促進を図ります。
 
7-(1)-④みなとスポーツフォーラムの実施 【生涯学習推進課】
 (公財)港区スポーツふれあい文化健康財団と(公財)日本ラグビーフットボール協会の共催で、「みなとスポーツフォーラム」を実施します。ラグビーワールドカップが開催される平成31(2019)年までに100回実施し、大会へのムーブメントの喚起だけでなく、スポーツに関する様々な関わり方を学びます。
 100回までの実績を生かし、このフォーラムから学んだ世界大会の価値を伝えることにより、ラグビーワールドカップ2019、東京2020大会の気運醸成につなげていきます。さらに、フォーラムを契機に構築した関係団体との連携を図り、ラグビーの普及・啓発の取組を実施していきます。
 
7-(1)-⑤ラグビーを生かしたスポーツ振興事業の実施〔再掲〕P58 【生涯学習推進課】
 区と(公財)日本ラグビーフットボール協会との協定に基づく連携協力の一環として、区立小・中学校の児童・生徒にラグビー観戦の機会を提供しています。今後は、成人向けカジュアルラグビーの体験などを通じ、ラグビーのより一層の普及・啓発を図ります。また、ラグビーワールドカップ2019の開催に向け、「秩父宮みなとラグビーまつり」をはじめ、様々な気運醸成事業に取り組みます。
 
7-(1)-⑥トップアスリート及びチームとの交流〔再掲〕P62 重点 【生涯学習推進課】
 スポーツ技術を極めたトップアスリートからの助言や指導を受けることは、技術の向上や取り組む姿勢、競技の歴史などを学ぶ絶好の機会です。またトップアスリートが属する企業による地域貢献は社会の要請でもあり、現在行われている区立小・中学校への訪問とともに、今後は、さらにトップアスリートと連携し継続的な事業を推進していきます。
 また、トップアスリートを招いて体験教室をはじめとしたスポーツイベントを実施するなど、港区をホームタウンとするトップアスリート及びチームとのスポーツ交流を促進する取組を強化します。
 
7-(1)-⑦障害者スポーツの理解の推進〔再掲〕P73 【生涯学習推進課】
 東京2020大会に向け、障害者スポーツの理解を深めるため、職員、スポーツ推進委員等、障害者スポーツに携わる人たちを対象とした研修等を実施します。
 
7-(1)-⑧東京2020大会の気運醸成事業の推進 新規 重点 【オリンピック・パラリンピック推進担当/生涯学習推進課】
 東京2020大会の気運醸成を効果的に推進していくために、行政のみならず、区民、民間、全国各地域と連携した気運醸成の取組が必要となります。
 このため、企業連携による気運醸成事業の推進、東京2020大会前の時期を踏まえた普及・啓発イベントの実施や東京2020大会時、区内で開催されるトライアスロンや水泳マラソンの普及など、東京2020大会の気運醸成に向けて区を挙げて取り組みます。
 
7-(1)-⑨東京2020大会の事前キャンプ等の誘致 新規 重点 【オリンピック・パラリンピック推進担当/生涯学習推進課】
 区が、東京2020大会の参加国等に対してスポーツセンターなどの区施設を提供することは、大会に向けた気運醸成はもとより、区民等の国際交流機会の創出、地域経済の活性化などにつながるなど、効果的かつ有益な取組です。
 このため、東京2020大会に向けた各国・各競技団体の事前キャンプやスポーツ・サービス・センター※11、各国オリンピック委員会等によるNOCハウスの誘致を推進します。
 
7-(1)-⑩港区マラソンの実施〔再掲〕P51 新規 【オリンピック・パラリンピック推進担当】
 子どもから高齢者まで、国籍や障害の有無の区別なく、誰もが気軽に参加してスポーツの「する」「みる」「支える」を体現することができる「港区マラソン」を実施します。
 「港区マラソン」の実施に当たっては、東京2020大会に向けた気運醸成を図るとともに、地域振興、国際化、教育、文化など、地域共生社会の実現に向けた基盤づくりとなるよう区内企業をはじめとする様々な関係団体等と連携するほか、区民がボランティアとして参加する仕組みづくりを進めます。


※11 スポーツ・サービス・センター:大規模な国際競技大会において、競技直前の準備のために選手、コーチ、サポートスタッフが必要な機能(分析サポート、リカバリー・コンディショニング、コミュニケーション・リラックス、情報戦略)を選択できるサポート拠点。