
施策の方向性
1.家庭や地域における教育環境の整備
子どもたちの「生きる力」をはぐくむため、それぞれの地域の特性や一人ひとりの子どもの実情に応じて個性や能力を伸長させる多様な教育活動を展開します。そのためにも家庭や地域、学校関係者との連携のもと、魅力ある区立学校づくりに取り組み、今後も教育環境をさらに改善していくことで、学校教育の基盤を強化し、地域特性を生かした教育施策を推進します。
基本的な施策
(1)地域との連携による区民ニーズを反映した施策の充実
港区の各学校では、学校施設の開放やホームページの充実等教育情報の発信に努めています。また、各行事や授業をはじめとした教育活動を積極的に保護者や区民に公開しています。
学校教育は保護者や区民、地域社会とともに創り上げていくという視点から、保護者や区民のニーズに応じた「開かれた学校づくり」を一層推進します。
そのため、学校教育のみならず、地域の人々の豊富な経験や学識を生かし、保護者や地域の方々の協力を得た授業を行うなど学校と家庭、地域との双方向の連携を図ります。

【推進事業】
その他計画事業
●開かれた学校づくり
ホームページの活用や学校評価、学校評議員会の機能充実により、開かれた学校づくりに努めるとともに、地域人材活用や共育懇談会の開催など地域と連携した教育施策を推進します。
施策の方向性
2.地域特性を生かした子育て支援の推進
子どもが安全で健やかにはぐくまれるためには、地域において、遊びや友人との交流、自然体験など人や自然とのふれあいが必要です。
子どもの遊び場や居場所を確保し、自然とのふれあいや地域との交流等の場を提供し、家庭、学校、地域社会が連携して豊かな子どもの育ちを総合的に支援します。
また、各地区にはまちの歴史や伝統文化に彩られた地域の活動や青少年の健全育成に取り組む様々なコミュニティ活動が行われており、こうした地域資源を十分かつ効果的に活用し、地域特性に応じた子どもの健全育成や子育て支援を推進します。
基本的な施策
(1)総合支所による子育て支援の推進
平成18年4月、地域の様々な課題を地域で解決する仕組みとして、総合支所制度が発足しました。総合支所では地域特性を踏まえ、地域の様々な活動主体との協働による多様できめの細かい主体的な事業展開が可能となりました。
今後は総合支所を中心として、町会・自治会、学校、企業・NPO、ボランティア団体、民生・児童委員等様々な地域活動団体が協働し、地域の子育てネットワーク体制を構築するとともに、地域の実情や地域特性を生かし、未来の地域を担う子どもたちが健やかに成長できる地域環境を整備します。