
【麻布地区の概要】
麻布地区は、高台や低地など起伏に富み、坂の多い地域です。
昔の大名屋敷の面影を残す有栖川宮記念公園などが残されています。
かつては寺町や武家屋敷地として閑静な地域で、志賀直哉、永井荷風旧居跡など文学の香りを今に残している地域です。
【麻布地区の人口】
平成21年4月1日現在の人口総数は43,876人であり、そのうち、0~14歳の年少人口は4,539人、15~64歳の生産年齢人口は31,797人、65歳以上の老齢人口は7,540人です。0~14歳人口の構成比は、平成14年に9.6%で最も低くなっていますが、平成21年には10.3%と過去10年間で最も高くなっています。

■人口の推移

■年少人口の推移
【現状と課題】
麻布地区では、今後も年少人口の構成比は緩やかに上昇する見込みです。外国人が多く住むなど国際色豊かな土地柄であり、子どものうちから日々の生活の中で国際交流ができます。その反面、保育園などでは宗教食の対応など、細かな配慮を求められます。また、緑豊かで閑静な環境に恵まれた地域も点在しており、自然環境としては恵まれています。
未来を担う子どもたちが健やかに成長するためには、そうした自然環境だけではなく、子育てしやすい環境の整備、とりわけ地域社会全体で子どもを見守り、育てる環境づくりが必要です。
麻布地区では、他の地区同様、保育園の待機児童の問題だけでなく、在宅子育て家庭向けの一時預かりサービスの需要もあり、解決が求められています。また、子育てに関する情報が、必要な人に、必要とされる時期に確実に届く仕組みも必要になっています。
さらに、今後の学童クラブの需要の拡大に今のうちから備えるなど、計画的な施設整備も求められています。

【重点事業27】

【重点事業28】
その他計画事業
●通学路点検
教育委員会(各学校・PTA)が実施する通学路点検活動に支所職員も同行し、通学路上の安全確認を行います。
●青少年対策地区委員会活動への支援
青少年の健全育成を図るため、青少年対策地区委員会が実施する様々な活動を支援します。
●町会・自治会への支援
青少年が参加する町会・自治会の祭等の行事において、用品の貸し出し等により運営を支援します。
●社会を明るくする運動
社会を明るくする運動推進月間の啓発活動に参加するとともに、円滑な活動が図れるよう支援を行います。