-5.芝浦港南地区総合支所

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【芝浦港南地区の概要】
 芝浦港南地区は、芝浦、海岸、港南そして台場の各地域で構成される東京湾に開かれた街です。
 海辺や地域内を縦横に流れる運河など特有の貴重な地域資源にも恵まれています。
 芝浦港南地区は、大規模住宅の建設などにより、今なお発展を続けています。
 
【芝浦港南地区の人口】
 平成21年4月1日現在の人口総数は43,469人であり、そのうち、0~14歳の年少人口は5,985人、15~64歳の生産年齢人口は32,658人、65歳以上の老齢人口は4,826人です。0~14歳人口の構成比は、平成17年に12.2%で最も低くなりましたが、平成21年は13.8%となり、過去10年間で最も高くなっています。
 

■人口の推移


■年少人口の推移

【現状と課題】
 芝浦港南地区は他地区に比べ、子育て世帯が多く、今後も、当面この傾向が続くものと想定され、未来を担う子どもたちが健やかに成長できる環境を整備することが喫緊の課題となっています。
 子どもを生み育てる人が安心して子育てできる環境を整備するためには、地域・行政・学校が協働で子育て環境の向上を図ることが必要です。また、子育て中の親と地域で子育て経験のある人とのコミュニティの形成を図り、子育てに関する知識を共有化すること等、地域ぐるみで子どもを育むことは、安心して子どもを育てられる環境づくりにつながります。そのためには、地域の子育て関連施設において、地域コミュニティを活性化させ、地域住民と子育て世代との交流を促進していくことが重要です。
 芝浦港南地区では、子育て関連施設が充分に足りている状況とは言えず、保育園入園待機児童の解消や、乳幼児の定期健康診断の機会を充実させること等が喫緊の課題になっています。さらに、放課後の子どもの居場所として、子ども中高生プラザ・児童高齢者交流プラザ・児童館・学童クラブ等において、子どもの受け入れ体制を充実する必要性があります。
 今後も、保育園や児童館等の子育て関連施設をより充実させるなど、子育て世帯の多様なライフスタイルに合わせた様々な保育ニーズに柔軟に応えていくことが大切です。あわせて、子どもの学外での活動を推進するため、低・未利用地を活用した遊び場や、運河等を活用した世代間交流が行えるような場等、地域の資源を活用した、安心して子どもや保護者などが活動できる場づくりが求められています。
 

【重点事業32】


【重点事業33】

その他計画事業
●通学路点検
 教育委員会(各学校・PTA)が実施する通学路点検活動に支所職員も同行し、通学路上の安全確認を行います。
●青少年対策地区委員会活動への支援
 青少年の健全育成を図るため、青少年対策地区委員会が実施する様々な活動を支援します。
●町会・自治会への支援
 青少年が参加する町会・自治会の祭等の行事において、用品の貸し出し等により運営を支援します。
●社会を明るくする運動
 社会を明るくする運動推進月間の啓発活動に参加するとともに、円滑な活動が図れるよう支援を行います。
●児童館等子ども施設行事の地域との連携
 児童館まつりの実施にあたっては、地域の保護者や町会・自治会・商店会と連携し実施します。
●お台場ふるさとの海づくり
 地域の魅力に気づき、地域への愛着を高めるため、港陽小学校等と協働してお台場海浜公園で海草藻類(海苔・アマモ等)の育成等の環境学習や自然体験活動等を実施します。
●子ども用品リサイクル事業
 使用しなくなった玩具や育児用品・子ども服等をリサイクルする場を設け、子育て世代のコミュニティの交流を促進するとともに、地域の子育て支援を図ります。
●港陽防災Jrチーム
 港陽中全校生徒が「防災Jrチーム」として防災訓練に参加する住民の指導及び補助を行い、実体に即した防災訓練を行います。
●運河の自然学習会
 区民参画組織カルガモプロジェクトにより、運河の生き物の生態を学んだ観察結果を小学校の総合的な学習の時間などで水辺の自然を学習する会として実施します。
●地域の施設間交流の促進
 世代を超えた地域コミュニティの醸成と地域の活性化を図るため、地域の各施設利用者間の交流を図ります。