三田地区の教育環境の整備について(芝浜中学校と港中学校の統合について)

 
 
三田地区の教育環境の整備について(協議結果)
 平成十二年十月二十四日
  港区教育委員会
1 芝浜中学校と港中学校の統合について
 三田地区の望ましい教育環境の整備を目指し、芝浜中学校と港中学校を統合します。
 
(1)芝浜中学校と港中学校の廃止時期 平成十三年三月三十一日
(2)新しい中学校の名称       港区立三田中学校
(3)新しい中学校の設置時期     平成十三年四月一日
(4)新しい中学校の位置       港区三田四-十三-十
(5)新しい中学校校舎等の改築及び工事等期間中の使用校舎
 新しい中学校(現港中学校)の校舎等は改築することとし、平成二十年度末の竣工を目指し、平成十七年度に着工します。また、校舎等改築の諸準備及び校舎等改築工事期間中(平成十七年度から平成二十年度)は、現芝浜中学校の校舎等を使用するものとします。
(6)新しい中学校の通学区域
 芝小学校、赤羽小学校、御田小学校の通学区域を合わせた区域とします。
 
三田地区の教育環境の整備について(協議経過)
1 三田地区の教育環境整備の取り組みについて
 教育委員会は、平成十一年十月五日、三田地区の教育環境を考える協議会(以下「協議会」という。)が確認した「三田地区の教育環境の整備について(確認事項)」を受け、平成十一年十月二十八日、中学校の教育環境の整備について、次のとおり決定しました。
 ○中学校の教育環境の整備について(全文再掲)
 「中学校の教育環境の整備の遅れは、生徒の社会性の育成や教育指導面で好ましくないと懸念されます。
 また、芝浜中学校及び港中学校の関係小学校高学年の児童、保護者が抱く不安を解消することも必要と考えます。さらに、新学習指導要領が平成十四年度から本格実施され、その取り組みへの影響も考えなければなりません。
 このような状況から、教育委員会は、中学校についても早い時期の統合が望ましいと考えます。しかし、両中学校関係者の合意が得られていないことなどを総合的に考慮した結果、協議会の確認事項を尊重し、平成十二年四月の統合は見送ることとしますが、平成十三年四月には、両中学校を統合し、新しい中学校を設置する必要があるとの結論に至りました。」
 三田地区の教育環境整備検討委員会(以下「検討委員会」という。)は、協議会の確認事項を受けた後、芝浜中学校及び港中学校生徒の健全な成長を願い、保護者及び小学校関係者の不安を一刻も早く解消すると共に、三田地区に新しい中学校を創ることを目標に、平成十三年四月の統合に向け検討・協議を再開しました。
 検討・協議の過程において、統合後に使用する校舎等に対する両校の考え方が異なり、統合に向けた具体的な検討が困難なため、検討委員会は、教育委員会事務局に統合案の提示を要望しました。
 要望を受けた教育委員会事務局は、芝浜中学校及び港中学校関係者並びに小学校関係者の意見・要望を聴取し、両校が統合に合意可能な方策を検討しました。
 検討にあたっては、三田地区の教育環境を整備する当初の目的を念頭に置く中で、芝浜中学校の教育環境を確保し、また、平成十四年度から本格実施される新指導要領に早期に対応するするために、平成十三年四月の統合を最優先課題としました。
 また、第十回検討委員会までの論議及び協議会が確認した「三田地区の教育環境の整備について」(平成十一年十月五日付)並びに教育委員会が平成十一年十月二十八日付で決定した「三田地区の教育環境の整備について」の協議結果についても十分に考慮し、平成十二年七月十八日、教育委員会事務局の統合(案)として「三田地区の教育環境の整備について(案)」を検討委員会に提示しました。
 その後、芝浜中学校保護者説明会等を経て、平成十二年十月十三日に開催した第十一回検討委員会において両校の統合が合意され、「検討委員会報告書」が確認されました。
 検討委員会報告書の「協議結果」は次のとおりです。
 
協議結果
 1 統合の時期について
  芝浜中学校と港中学校は、平成十三年四月に統合します。
 2 使用校舎等について
  新しい中学校は、現港中学校の校舎等を使用します。校舎等の改築については、平成二十年度末の竣工を目指し、平成十七年度に着工します。
 3 校舎等改築までの使用校舎等について
  統合後の四年間は、新しい中学校の校舎等を使用しますが、その後の四年間は、校舎等改築の諸準備及び校舎等改築工事のため、現芝浜中学校の校舎等を使用します。
 4 新しい中学校の名称について
  新しい中学校の名称は、「港区立三田中学校」とします。
 5 新しい中学校を創るための検討について
  統合後の新しい中学校を含め、校舎等改築に向けて特色ある中学校を創るための検討 を行ないます。
 
 ※なお、協議の過程において、使用校舎の安全性や少人数生徒への配慮、校舎等改築の早期着工の意見等が出されました。
 
 検討委員会報告書を受け、平成十二年十月十七日に開催された第四回協議会において、検討委員会報告書の了承が確認されました。
 
 ※新しい中学校の校章・校歌及び新しい中学校を創るための検討は、協議会とは切り離し、別組織で検討することも併せて協議会で確認されました。
 
港区教育委員会会議録 第二千七十三号
平成十二年第十六回臨時会
平成十二年十月二十四日