昭和六十三年六月から改築工事を行っていた檜町小学校の校舎・体育館の改築工事が平成二年一月三十一日に竣工し、新校舎落成式が、去る五月十九日(土)午前十時から新装なった体育館で行われました。
式は、国歌斉唱に始まり、工事経過報告、山田区長、吉田教育委員長の挨拶、来賓挨拶と続き、児童のことばでは、五・六年生全員によるよびかけと、新校舎完成の喜びと感謝の気持ちをこめて、児童が作詞作曲した「喜びの歌」を披露しました。
新校舎は、鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)、地下一階、地上四階建で、地下には、体育館と屋内温水プールが設置されています。プールは通年の利用が可能になり、近隣の小中学校の利用や一部の時間帯においては、一般区民の利用も出来るよう配慮されています。プール、体育館上部には、人工地盤の校庭が設けられていますが、旧校舎のときと比べ、校庭は広くなり、百メートルの周回路と五十メートルの直線路を確保し、地盤面は砂を充填した人工芝となっています。
校舎は、各教室にオープンスペースを設け学習環境の改善を図るとともに、全児童が一斉に食事のできるランチルームや、家庭科室に和室を設け、茶道の設備を設置するなど、多様な教育活動に対応できるよう随所に工夫や配慮がなされています。
新校舎概要
▽構造 地下一階地上四階建
鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)
▽敷地 五、三三〇㎡
延床七、二三三㎡
▽教室 普通教室 十二室
特別教室 四室
オープンスペース
(港区教育委員会報『ひろば』平二・五)
(『檜町小学校要覧』平二)