1 校地

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 校地は南東側で堀田通り(幅員約15m)に、北東側の一部で幅員4mの道路に接し、他の部分は住宅等の敷地に接します。堀田通りには港区と渋谷区の区境界線があり、堀田通りの反対側には集合住宅や公園があります。
 校地内のレベル構成を見ますと、基本的には運動場のレベルと屋内運動場やプールがある部分のレベルとの2つのレベルで構成され、運動場のレベルの方が約7.5m高くなっています。隣接する住宅敷地や北東側の道路面と比べますと、運動場の北東側を除き、いろいろなレベル差で学校の敷地の方が低くなっています。また、運動場の北東側の一部については、住宅敷地より運動場のレベルが約7m高く、この高低差が斜面と擁壁を伴う2段の段状地形で構成されています。
 校地の周縁部は、高木、中木、低木あるいは潅木によって緑化されていて、緑豊かな環境が形成されています。
 校地の面積は、9,647.828m2あります。
 校地と周辺の関係から示唆されることとして、北東側隣地の住宅敷地が校地より低いので、校地内の表流水等が流れ込まないように計画・設計上の十分な配慮が必要です。また周辺の住宅に対する日影についても、計画上の十分な配慮が必要です。
 また、港区浸水ハザードマップによれば、屋内運動場などがある低い部分については、平成12年9月の東海豪雨と同じ雨が港区全域に降った場合に深さ2m以上の浸水の発生が予想されており、今後の建物については浸水防止に関する設計上の配慮が必要となります。