3 従来の教科教室型運営方式に対応する教室等の構成・運用との比較

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 従来の教科教室型運営方式や教科センター方式においては、主として次の3点がこの基本構想・基本計画と異なっています。
① 道徳については、共通教室(別称のこともある)又は教科の教室により対応。
② 学級活動については、一般に、学級に特定された教科の教室により対応。生徒が少ない学校では、次項③のホームベースにより対応する場合があります。
③ ホームベース(教室の1/2~1/3の大きさ)が学級に対応して設けられ、生徒の自主的な活動や滞留・休憩の場、生徒への伝達の場、持ち物用ロッカーの置き場などとして活用されています。生徒が少ない学校では、学級活動に活用する場合があります。
 
 校舎の面積をホームベースのことだけをとらえて基本構想・基本計画の考え方に比較してみますと、ホームベース(大きさを、教室の1/2程度と仮定)と学級室(大きさを、教科の教室程度と仮定)の面積の差プラス廊下分、すなわち9学級ならば4.5教室プラス廊下分、12学級ならば6教室プラス廊下分程度略計算の上では小さくなり、逆に道徳に対して1教室プラス廊下分大きくなります。その結果9学級ならば3.5教室プラス廊下分、12学級ならば5教室プラス廊下分程度小さくなることになります。