1 配置計画の検討方針・検討条件

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 これまで検討を進めてきました計画方針や機能・規模の実現を目指し、また計画に対し法規制に加えて制約となる条件を整理・補追しますと、配置計画の検討方針・条件は次のように纏められます。
 
① 校舎、屋内運動場、屋内プール、複合施設それぞれの計画目標床面積の確保を目指します。
② 運動場については、面積が僅かでも増える方向で平面形の整形化を図ります。
③ 校地周囲の現存植栽を原則として維持し、計画上止むを得ない場合には移植し、新たな植栽により緑被面積を維持又は増加することを図ります。
④ 周辺への影響の変化を避け、道路(堀田通り)利用の利便性を減じないため、局部的な調整を除き、現在の2つの地面(運動場の地面及び現在のプールサイドの下部にある地面)のレベルを基本的に維持します。
⑤ 建築基準法の日影規制の対象とならない部分の日影を除き、周辺への日影が、基本的に現在より増えない(日影規制の制限時間内に周辺に対して基本的に新しい日影を生じない)計画とします。また日影規制に関する平均地盤面を既存建築物のそれよりも下げない計画とします。
⑥ 屋内プール及び複合施設については、運動場の面積を現在より小さくしない前提のもとでは、地上又は半地下空間としては法規制(日影規制等)から成り立ちませんので、地下空間として検討します。
⑦ 施設配置は、仮設校舎との関わりにおいて検討します。
⑧ 配置計画の検討をより充実させるため、周辺への日影の影響が現状とは全く異なることになる配置の考え方も比較検討の対象とします。