2 電気設備計画

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2-1 受変電・配電計画
① 校舎・屋内運動場、屋内プール、多目的小講堂のように使用時間帯が異なる3系統があり、これらの使用が同じ時間帯に重なることもあることを考慮しつつ各系統の使用状況や負荷バランスを検討し、受変電容量・配電の全体計画を行います。
② 電力会社から電力供給を受ける傍ら、地下空間が大きなウエイトを占めること及び災害時に一時避難場所となることを考慮し、停電時・災害時の電源供給を確保するために自家発電機の導入を計画し、また環境教育の一環として、利用目的を限った太陽光発電の導入を検討します。
③ 受変電設備は、維持管理と安全性を考慮して屋内(電気室)設置とし、低地部への万が一の出水に際し不測の浸水に対処するために、電気室の床レベルをなるべく高くすることを検討します。
 
2-2 照明・電源設備
① 照明計画についてはJIS基準の照度を確保し、昼光センサーにより窓際照明の減光を図るとともに、天候の悪い時や夜間使用にも配慮した照明配置とします。
② 教室、特別活動諸室、校務諸室には、天井面を明るくする照明器具を使用します。
③ トイレ、廊下、ホール等については、必要に応じて人感センサーや昼光センサーの設置を検討します。
④ 環境教育の観点より、照明電源の一部について太陽光発電により対応するものとし、対応の範囲及び発電量など教育上有効な表示内容を検討します。
⑤ 各室の使用状況、設備機器に対応し、また廊下、ホール等については清掃機器の使用に対し、必要なコンセント等の電源設備を計画します。
⑥ 正門まわり及び屋外巡回管理経路の要所について照明器具の設置を計画します。
⑦ 照明及び電源について、オン・オフの集中管理を検討します。
 
2-3 放送設備等
① 教室やメディアスペースでのテレビ放送を活用した学習活動及びマルチメディアの活用、生徒による制作・放送を可能とする放送設備を計画します。
② 連絡・校務放送のための放送設備を計画します。
 
2-4 防災・防犯設備
① 法令に基づいて自動火災報知設備、火災感知設備、誘導標識又は誘導灯設備を設置します。
② 正門及び通用門など職員室からの視認が困難な場所に対する防犯監視設備の設置を検討します。
③ 地域に対する防災連絡設備を設置します。