3 情報システム計画

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 学校教育における情報化・IT化推進の先進的な取り組みを参考とし、情報システムのあり方、情報システム構築への取り組みについて、今後の計画・設計への指針として検討するものです。
 
3-1 情報システム計画の基本的な目標
① コンピュータ等の活用について、小学校での学習よりも進んだ基礎・リテラシーを習得し、情報の収集と処理、情報世界における情報の正しい使い方を学習します。
② 生徒がインターネットを学習の道具として積極的に活用できることを目指します。
③ 生徒の実体験、自発的学習を重視し、これを支援する道具としてインターネットを十分に活用できることを目指します。
④ 教師の生徒指導を支援するシステムとします。
⑤ 校務運営及び施設設備管理を支援するシステムとします。
 
3-2 システム構築の目標
① 校内LANを設置し、無線LANと組み合わせることを検討します。
  校内LANについては、地域の公共ネットワークとの連携を可能とすることを想定します。
② 教育学習・校務運営などの情報系システムと施設設備管理システムとの統合を検討します。
③ 施設設備管理システムについては、開放ゾーンや複合施設の施設設備管理を分離できるシステムとします。
④ 情報システムにより防災・防犯を強化することを検討します。
⑤ 情報システムに蓄積されるデータを、必要に応じて教育・学習に活用できるシステムとします。
 
3-3 校内LANの機能構成について
① インフラストラクチャー(基幹設備)
  今後のシステム利用の増加やマルチメディア活用の進展を視野に入れ、基幹配線を光ファイバーとし、処理速度が高速な基幹ネットワーク機器を用いることを検討します。
② ネットワーク障害等を集中監視し、事故の未然防止と早期解決のために遠隔監視システムとします。
③ トラブル等によるデータの破損防止のため、バックアップ機能を備えたシステムとします。
④ 教育学習・校務運営などの情報系システムと施設設備管理システムとを統合するシステムとします。
⑤ サーバーについては、システムへの外部からの不正侵入等の影響を排除できる構成とし、個人情報のセキュリティ確保のために教育学習系サーバーと校務運営系、施設設備管理系サーバーを分離することを検討します。