3-2 施設の基本構成について

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(1)施設の構成
 小学校としての独立性を保ちつつ、みなとパーク芝浦や芝浦公園等の周辺環境の連携を考慮した構成とします。普通教室と多目的室を隣接して配置する等、多様なカリキュラムに対応し、良好な学習環境を確保できる施設とします。

構成する機能イメージ図

(2)機能構成のイメージ
 多くの自然採光を得られる西側に普通教室群を配置し、児童の学習環境、生活空間の充実を図ります。質の高い教育の推進と地域との連携を通して、児童と地域の方々にとって魅力と活力あふれる学校を創ります。
 普通教室は、昇降口から距離が短い2~4階にまとめて配置し、利用時間が限定的な特別教室、プール、体育館等は5~7階に配置します。
 体育授業によるスポーツセンターのアリーナ等の利用や新設校舎の屋上校庭、体育館及びプールの地域開放での利用といった、新設校舎とみなとパーク芝浦との相互連携を考慮し、2か所(2階、6階)の上空通路で接続します。
 地域開放受付は、地域の方々も利用しやすい、芝浦公園側のペデストリアンデッキからのアクセスとします。
 上履き、下履きの扱いについて、新設校舎は基本的に下履きの利用とします。
 休み時間は、屋上校庭、体育館及びプールへの移動時間を考慮した時間設定を行います。

機能構成

(3)正門位置の比較について
 正門は、【②案:正門 南側1階】とします。
 理由:オフィスワーカーや愛育病院利用者等の多くの一般通行人は、先行して整備される田町駅からつながるペデストリアンデッキ(2階レベル)を利用することが考えられます。そのため、一般通行人と動線が重複しない1階に正門を設けることで、児童の安全が確保できます。また、多くの児童は通学区域が敷地の南側ということもあり、芝浦公園側より通学してくることが予想されることから、広く区民の方に利用されている芝浦公園に面して正門を設置することで、児童の利便性の向上、そして地域にとっても親しみのある施設計画が可能となります。

 

(4)施設の平面・階構成の比較について
 平面・階構成は、【B案】とします。
 理由:普通教室は、学校生活の拠点となるため、自然採光、自然通風が得られやすい西側に配置する計画とします。また、正門から普通教室までの動線が短く、体育館やプールの自然採光、自然通風を確保できるよう、普通教室を2~4階、プールを6階、体育館を7階に配置する計画とします。

 

(5)(仮称)芝浦第二小学校新設校舎に配置する機能
①普通教室
 敷地の形状により、1フロアに2学年を配置し、異学年交流を促進します。
 学校生活の拠点であるため、生活空間としての設えを大切にし、木の温もりが伝わる自然素材を使用した空間とします。

普通教室のゾーニングイメージ図

②多目的室
 普通教室の近くに配置し、多様なカリキュラムに対応できるようにします。
 多目的室は、普通教室と同じ仕様とし、将来の児童数増加に伴う教室不足にも柔軟に対応できる計画とします。
③特別教室
 特別教室は1フロアに集めることで、効率的な授業計画・学校運営を目指します。
 教科の雰囲気を伝える教材等の収納展示コーナー、掲示コーナー等を廊下の一部に設けます。
④図書室
 児童が多様な文化に触れ、感じ、学ぶことができるよう、充実した図書スペースや学習スペース、閲覧コーナーを設けます。
 休み時間でも児童が利用しやすいよう、普通教室群の低層階である2階に設けます。
⑤多目的室(ランチルーム)
 児童や先生のコミュニケーションスペースとして温かみのある設えとします。
 2学級が同時に利用できる広さを確保し、異学年の交流等に活用できる空間とします。また、学習や会議等としても使用できる多目的かつ多機能な空間とします。
⑥給食調理室
 給食調理室は、HACCP対応とし、食品の搬出入や音、異臭に配慮した計画とします。
 食物アレルギー専用室を設置します。
 給食調理室は、約1,000食分で約570m2を確保します。
※HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)
 食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染等の危害をあらかじめ分析し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという重要管理点を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生管理の手法のことです。この手法は国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会から発表され、各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。
⑦多目的ホール
 児童の活動の場を広げる空間として、音響や映像設備を設け、一学年4学級分の児童が集まることができる広さを確保します(180席程度確保)。
 多様な教育活動に対応する設えとし、学年単位の集会や保護者の講演会等に利用できる空間とします。
 放課GO→クラブでの利用を考慮し、地域開放利用者と重複しない計画とします。
⑧運動施設
 屋上校庭、プール、体育館は地域開放にも対応できるよう、学校と地域の方々が利用しやすい計画とします。
 屋上校庭は十分な広さを確保し、ボール遊びに対応した防球ネットを設置することで落下防止策を講じる計画とします。
 体育館は、球技等に対応できる室内有効高さ及び広さを確保します。
 プールは小学校低学年の利用を考慮し、可動床システムを整備し、プールを使用しない期間は、屋内運動場として利用できる計画とします。また、温水シャワーを設置します。
⑨テラス
 授業の一環として植物を育て、観察するための植物栽培スペースを3階から8階の南側に設けます。
⑩管理諸室(主事室、地域開放用出入口等)
 新設校舎は8階建てであるため、児童の安全管理等、迅速な対応ができるよう、職員室は、普通教室群の中心階である3階に配置します。また、講師やスクールカウンセラーも配置できる広さを確保します。
 印刷室は教材作業室として、教材準備や作業が十分に行える広さや設備とします。
 1階の守衛室及び主事室は、正門を見渡せ、児童や来訪者の管理ができるよう、配置します。
 2階の地域開放用出入口には地域開放受付を配置します。
⑪地域活動施設
 資料コーナー、PTA室など地域活動を支えるスペースを設けます。
 資料コーナーは、児童の活動や小学校の行事内容等を伝えるため、人の目につきやすい昇降口付近及び外構に配置します。
 
(6)放課GO→クラブに配置する機能
⑫放課GO→クラブ
 放課GO→クラブでは、放課GO→クラブ室のほか、家庭科室、多目的室(ランチルーム)、多目的ホールを利用し、学童クラブ160名と放課GO→クラブ(一般利用:定員なし)の両方の利用者の受入れが可能です。
 スタッフルームは、5階の放課GO→クラブ室に併設し、児童の入退室の安全管理を行います。
 地域開放利用者との動線が交わらないよう、利用する階段を分けます。