4-1 施設のコンセプトについて

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 本施設整備では、既存校舎(園舎)が竣工から40年以上経ち、老朽化していることから改築し、児童数・園児数・学級数の増加による教室数の確保、設置基準の校庭・園庭面積の確保、放課GO→クラブ定員拡大に対応するため、北側敷地、南側敷地一体で計画して、必要な規模を確保します。
 検討を重ねた結果、施設整備における基本的な方針として、地域の歴史や伝統を受け継ぎ、教育環境の更なる向上を目指し、地域の核となる施設として施設のコンセプトについて以下のとおりとします。
(1)伝統・歴史・景観を次代に受け継ぐ、赤羽ならではの学校・幼稚園づくり
  1)敷地内の江戸時代から残るむくの木や並木、港区埋蔵文化財包蔵地である猫塚(オセンチ山)などをできる限り残していきます。地域の歴史や伝統を受け継ぎ、園児・児童や地域が誇りに思える学校づくりを目指します。(P36、P37
  2)高低差のある敷地の地形を活かしながら、安全性を高めた造成計画・配置計画とします。(P37
 
(2)自然の光や風、緑に満たされ、感性を刺激する、「徳」「知」「体」を育む学校・幼稚園づくり
  1)都心の中で、豊かな自然に触れられる恵まれた環境を残し、光や風を取り込み、自然を感じる、豊かな心を育む環境を創出します。(P38
  2)確かな学力を育む多様な学習環境をつくります。(P34P49
  3)園児も児童もそれぞれがのびのびと運動ができ、健やかな体を育む環境をつくります。(P46
 
(3)赤羽小学校、赤羽幼稚園、放課GO→クラブ、小規模多機能型居宅介護施設との連携・交流を深め、地域の核となる施設づくり
  1)小学校、幼稚園、放課GO→クラブ、小規模多機能型居宅介護施設が近接する環境を活かし、施設間の連携や交流活動を積極的に行える空間をつくります。(P36
  2)地域の豊かな知識・経験を持つ人材を活かした学校運営と、地域の生涯学習の場として地域開放しやすい環境をつくります。(P39
  3)教職員が研究・交流しやすい活力溢れる執務環境を目指します。(P41
 
(4)地域防災の向上に貢献し、防犯性の高い安全・安心な学校づくり
  1)区民避難所としての必要な機能を確保し、地域防災の向上に貢献する学校として計画します。(P51
  2)隣接する三田高校と連携し、災害時に避難のしやすい計画とします。(P52
  3)道路上空通路を設置し、2敷地間を安全に往来できるように計画します。(P41
  4)不審者の侵入を抑制する等、防犯性の高い安全・安心な学校とします。(P50
 
(5)地球環境と共生する学校、地球環境へ貢献する学校づくり
  1)地球環境の負荷低減に向けた学校づくりを目指します。(P54
  2)園児・児童が環境への学びを深める場をつくります。(P54
※括弧書きのページは、基本計画への反映箇所を示します。