国の教育振興基本計画(平成25年6月)では、基本施策である幼児期の教育の充実のための主な取組として、「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続を目指し、各学校における教育課程の編成や指導方法の工夫を促すとともに、幼児と児童の交流や教員による合同研修など保幼小連携の取組を促進する」こととしています。東京都においても就学前教育の充実に向けた取組として「就学前教育カリキュラム」や「就学前教育プログラム」等を作成し、教育・保育の質の向上を推進しています。
港区では、こうした国や都の動向を踏まえ、平成25年10月、幼児期の教育から小学校教育への円滑な接続を図ることや、質の高い幼児期の教育の実現に向けて、教育委員会と子ども家庭支援部及び各総合支所が協働し、カリキュラムの作成に向けて「小学校入学前教育カリキュラム検討委員会」を発足し、検討を重ねました。
本カリキュラムは、港区に在住する全ての幼児が、幼児期にふさわしい経験を確実に積み重ねて小学校に入学できるようにすること、港区の保育士や教員が、この「小学校入学前教育カリキュラム」を活用し、指導を振り返り、改善や工夫をすることで、教育・保育の質的向上を図ることを目的としています。