もともと幼児期は、個々の経験による発達の個人差が大きい時期であり、保育園・幼稚園ではその個人差を受け止め、一人ひとりのよさや可能性を大切にした教育活動を行っています。しかし、社会の変化とともに、大人のライフスタイルや子育てに関する価値観の多様化、戸外で遊ぶ機会や地域の人と触れ合う機会の減少等が、幼児の遊びや生活に影響を与えています。
保育園・幼稚園では、これまで以上に幼児の育ちと学びを支える環境と幼児一人ひとりの生活経験や実態に即した、きめ細かな指導や配慮が求められています。
幼児にとって、幼児期の体験が充実したものとなるよう、幼児期の終わりまでに何を身に付けておくことが大切なのか、保育園・幼稚園、家庭が連携を図りながら「遊び」や「生活」を見直し、幼児期の教育の充実を図る必要があります。