区と教育委員会は、いじめはどの学校、どの子どもにも起こり得るとの認識に立ち、いじめの早期発見に向けた各学校の取組を支援するとともに、児童生徒及び保護者がいじめについて、いつでも相談することができる環境の整備に努めます。
(1)ふれあい月間の実施
小中学校において、児童生徒の友人関係や日頃の教員の指導の在り方を見直す機会として、6月、11月、2月を「ふれあい月間」と位置付け、アンケートや面談等を実施し、いじめの未然防止、早期発見、早期対応に取り組みます。
なお、この取組が充実し、いじめが早期に発見され、早期解決につながるよう、各学校への調査及び指導の支援を行うとともに、いじめ防止を呼びかける横断幕やリーフレット等を活用して保護者や区民へいじめ防止の啓発を図るとともに、いじめ防止に関する情報を提供します。
(2)スクールカウンセラーの配置
いじめ等に関する児童生徒及び保護者の相談等に対応するため、スクールカウンセラーを全ての小中学校に配置します。
(3)みなと子ども相談ねっとの開設
子ども家庭支援部子ども家庭支援センターが、区内児童生徒を対象に、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン等を利用した「みなと子ども相談ねっと」を平成26年6月30日より開始しました。これまでの電話、面接等の相談に加え、子どもに身近なツールを活用し、子どもの困りごとや不安、悩みを24時間受け付け、一緒に対策を考えていきます。寄せられた相談には、区と教育委員会が連携して問題解決に当たります。
(4)教育相談の充実
いじめの早期発見及び早期解決に向け、区立教育センターの来所相談及び電話相談で、児童生徒及び保護者からの相談を受けるとともに、相談内容に応じて関係機関等との連携を図ります。
(5)相談機関等の周知
児童生徒及び保護者がいじめの相談機関を身近に感じられるよう、年度当初及びふれあい月間等において、区の広報紙やチラシ等を用いて定期的に相談窓口の周知を行います。