終戦後澎湃として起った文化運動の推進体として体育運動の活発なる展開を随所に見ることは生活の明朗化生産増強体位向上等に影響する所頻る大きく文化国家再建の為にも真に喜ばしき限りである。
我が港区においても過般来芝麻布赤坂の体育連盟の結成を見たのであるが大港区の性格と形態を考慮する時是非ともこれを一本にまとめ上げて横の線の連繋を密にする必要があるのでこの趣旨に基づいて三体育連盟関係者並びに区内スポーツ愛好者の熱意と努力の賜により着々とその軌道にのりつつあったのであるが此の間幾多の迂余曲折を経て万端の準備成って去る四月一日港区体育会は華々しく斯界にデヴューした。
当日は斯界の名士権威者強豪新鋭一堂に会して正に大体育会の門出にふさはしい顔触であった。この日の来会者実に百余名区内のスポーツ関係者を網羅していた。一同スポーツを通して文化国家再建への決意を一層かため和気藹々裡に式を終了ここに我が港区体育会は逞しくその第一歩を踏み出したのである。尚主要なる役員は次の通りである。
名誉会長 井 出 光 治
会 長 山 田 孝 雄
副会長 稲 垣 幸太郎
菅 原 文 道
礒 野八郎兵エ
本 郷 基 幸
顧 問 参議院議員 桜 内 辰 郎
衆議院 桜 内 義 雄
参議院 黒 川 武 雄
港区議会議長 高 雄 徳 龍
顧 問 港区議会副議長 大 塚 憲
港区助役 中 西 清太郎
東京都議会議員 木 下 与 市
同 中 西 敏 二
同 中 塚 栄次郎
〔略〕
(『港区政ニュース』昭二三・四)