中央教育審議会答申「生涯教育について」(昭和56年6月)の提言以来、生涯学習の理論と政策についての議論が重ねられ、同時に学校教育と社会教育の各領域で、多様な学習活動が発展した。このような十数年来の積み重ねの中で、生涯学習の総合的、体系的な計画策定の必要が認識され、多くの自治体でその推進のための基本的な考え方と具体策を確定する作業が取り組まれ、その結果も発表されている。
社会教育委員の会議は、港区内の生涯学習の実態の把握、静岡県掛川市の視察、各区の生涯学習推進体制の調査等を踏まえ、委員各位の熱心な研究討議を経て、以下の本文を答申としてまとめ、ここに報告する。
研究討議はなお途上にあり、解明すべき問題を今後に残しているが、区当局による政策立案の一助になれば幸いである。
平成10年6月
港区社会教育委員の会議
港区社会教育委員の会議