(4) その他の生物

41 ~ 41 / 1465ページ
 海岸の杭にたかっているフナムシや、砂泥中にひそんでいるゴカイをはじめ、沿海地には各種の生物が多く生息しているし、海産の貝や甲殻類も見のがすことはできない。また、陸上にもミミズ、線虫、カタツムリその他、よく目につく生物も結構生息しているが、それらのものは大部分が環境の変化に極端に弱いため、わずかの自然破壊でもすぐ絶滅してしまう。したがって、これらの生息を確認しておくことは最も必要なことで、将来絶滅した場合には、環境破壊の指標となるのではないかと思われる。そのために、たえず絶滅の危機にさらされているこれらの小動物にも目を向けるようにしなければならない。