(15) 西麻布三丁目二一番(元鳥居龍蔵氏邸内)

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 こんにちいわれている中期縄文土器と考えられる〝厚手土器〟の発見があった。
 鳥居龍蔵氏は周知のように、明治・大正期を通じて優れた考古学者であったから、この事実は認めてよかろう。ただ、遺跡としての詳細や遺物の詳しい特徴などについての同氏の記録類が発見されずにいるのは残念である。