目次
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第一編
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第二章 先史時代
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第二節 港区内の主要遺跡について
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(二) 弥生時代の遺跡
(1) 芝公園四丁目
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もと西向観音堂があったあたりで、大正六年(一九一七)に鳥居龍蔵氏が発見したという。その土器は古墳の盛土から出土したといわれるので土師器(はじき)の疑いもないではないが、胴の膨らんだ部分の破片で、朱が塗られていたと報告されている。ただ、こんにちではそれが保存されておらず、出土地点も確認できかねるので、もっぱら鳥居氏の簡単な記述に頼るしかない。