目次
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第一編
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第二章 先史時代
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第二節 港区内の主要遺跡について
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(二) 弥生時代の遺跡
(2) 元麻布三丁目付近(旧麻布宮村町付近・仙台山)
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この仙台山で発見された遺跡は、斎藤房太郎氏によって、『史前学雑誌』(第三巻第四号)に報告されている。出土品は、挿図によって高坏(たかつき)形土器の脚部の断片と思われるが、果たして弥生式土器なのか、土師器ではないのか断定が困難だといえる。したがって、多くを語るには、資料不足というべきであろう。