(1) 品川台場(港南五丁目一三番一四番・海上)

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 ペリー来航に驚愕した幕府は、江川太郎左衛門らに命じて沿岸警備のため砲台を築造させた。第六台場まで完成した(安政元年)が実際に使用されることはなかった。
 近代日本黎明期の象徴として残り、部分的に太平洋戦争中倉庫や高射砲陣地などが置かれたりしたが、現在では海上公園となっている第三、草がおい茂るにまかせている第六を除いて、埋め立地に包含された(第一、四、五)か、取り壊わし(第二)になっている。