目次
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第一編
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第六章 近代
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第一節 明治前期の港区
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(六) 転換期の産業経済
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(1) 武家地の産業的転換と明治初年の物産
漉返紙および和紙加工品
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明治五年(一八七二)ごろ、桜田和泉町・芝田町六丁目・麻布筓町・麻布桜田町・麻布田島町などで漉返紙の製造が行なわれていた。また、麻布永坂下にはじまった和紙を原料とする文七元結の製造や、水引の生産も小規模ながら行なわれていた。