目次
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第一編
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第六章 近代
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第一節 明治前期の港区
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(六) 転換期の産業経済
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(1) 武家地の産業的転換と明治初年の物産
煉油・ろうそく
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海岸よりの一帯に点在し、丁髷(ちょんまげ)時代には相当の需要があったと思われ、ねり油は新幸町・宇田川横町・神明町・飯倉二丁目・芝松本町・三田二丁目などで生産され、また、ガス灯時代の到来以前にはろうそくの専門問屋があり、芝口二丁目・桜田伏見町はとくに生産額が多かった。