目次
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第一編
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第六章 近代
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第五節 戦時下の区民生活
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(一) 満州事変から第二次世界大戦へ
(1) 国民生活の危機と労働運動
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【不況と争議】 不況による市民生活の危機は、ことに労働者階級に深刻なものであった。賃金が急速に低下したばかりでなく、大量の首切りが行なわれ、生活危機に当面した失業者の大群が都市にあふれた。各工場には、労働争議が激発し、労資協調機関として芝公園に設けられた協調会館においては、争議の解決がとうてい処理しがたくなり、ついに閉鎖されるに至ったほどであった。